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☆ つづき ページ12






 視界がぐるりとメリーゴーランドのように回る。

 視界には、善逸の黄色の髪一色。

 この年になれば、何をされたかぐらいすぐにわかる。




『ぜ、んいつ』


「真菰ちゃんなわけないじゃん」




 いつもの汚い高音(失礼)からは考えられないほど、極低音な声。

 え、まってまって。善逸って、こんなのだっけ。

 こんな男の子みたいな顔して、男の子みたいな声だったっけ。








 こんなの、しらない。








「俺が好きなのは、明るくて友達想いで、めちゃくちゃ素敵な子。

 ほんとはすごく優しいのに、クズな部分しか強調しない、そんな女の子だよ。

 ・・・これでもわからない?」


『ま、え、ちょ』




 ・・・・・・君が思っていること、少し自惚れてもいいだろうか。

 もしも、そうなら、どれだけわたしは幸せ者だろう。

 善逸は、そっとわたしの頬を撫でた。








「A、好きだよ。ずっと、ずっと前から」








 ほんとに?

 幼馴染としての「好き」でも、姉弟みたいな「好き」でもなくて?

 そういうことだって、思っていいの?




『わたしも、善逸のこと、ずっと前から好きだよ』




 善逸が、恋愛感情で好きだよ。




 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−




 後日−−−−−−。




「A、おめでとう」


「A、おめでとう!」


『あああ、ありがと・・・』




 デートやお出かけの感想を言いに、女子会に集まったわたしたち。

 善逸に告白されて、想いが通じたことを話すと、カナヲとアオイが喜んでくれた。

 マイエンジェル、尊い。善逸より癒し((殴




「よかったね。善逸のこと、小学一年生から好きだったでしょ?」


『うん。まあ、もうとっくの昔に諦めかけていたけどね・・・』


「何か困ったことがあったら、いつでも相談してね。相談に乗るから」


『カナヲーーーー!! アオイーーーー!!』




 やっぱ、善逸より癒し((殴

 ふたりに抱きついたその時、スマホがブルブルと震えた。

 ふと、何気なく視線を落とす。








善逸今日の夜空いてる? 空いてたら、俺の家来て。









★イルミネーション【霞】→←☆ 一途&一途【雷】



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設定タグ:鬼滅の刃 , 短編集 ,   
作品ジャンル:恋愛
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Nami - 冨岡さんとの甘々な話お願いします。少々ピンクとか…/// (2022年11月28日 16時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
さつむいこん(プロフ) - お酒さん» コメありがとうございます!!音柱様ぜひ書かせて頂きたいです!(ただし全年齢作品&作者自身未成年の為、あまり色濃くできないのでご了承を…)テスト前なので気長〜にお待ちいただけるとありがたいです(>.<) (2021年6月17日 19時) (レス) id: dc07c220d6 (このIDを非表示/違反報告)
お酒 - 宇髄さんが見たいです(^^)少しエ○く…とかってできますかね? (2021年6月17日 18時) (レス) id: 48240712ac (このIDを非表示/違反報告)
楪日織(プロフ) - 吹雪さん» わっ……かりました。初書きになるので、遅いですし温かい目で見守ってください。 (2021年5月17日 20時) (レス) id: fd467e3021 (このIDを非表示/違反報告)
楪日織(プロフ) - むこぴさん» ありがとうございます! たぶん、絶対の時は三部作にする予定はなかったから伏線もほぼほぼないんですけど……笑 泣いていただけたなら嬉しいです。 (2021年5月17日 20時) (レス) id: fd467e3021 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さつむいこん x他1人 | 作成日時:2021年3月11日 18時

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