誰かさんの下位(サブクラス)

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＊自宅(その日の夜)

「疲れた〜！」


お風呂から上がった後、ジュースを片手に
ソファへと座りながらテレビをつけた。

A「なにか面白い番組〜…ん？」

あ〜お風呂上がりのジュースは美味しい！
と、小さな喜びを噛み締めていた私だけど
テレビのアナウンサーが発した言葉に
思わず、顔をしかめてしまった。


__『今日の夕方頃、●▼駅前で交通事故がありました。 その事故で男子高校生１人が重症を負いましたが、命に別条はないそうです』

A「生きてて…良かった」




その後チャンネルを変えてみたけど
あいにく、面白い番組は放送しておらず
結構早いけど寝ようかな
と思いテレビの電源を消した。

そんな時

突然、携帯の音楽が流れた。

携帯を確認すると、
どうやら電話をかけてきた相手は電話帳に登録されていないようで、名前はなく番号だけが表示している。


((ピッ

A「もしもし、どちら様でしょうか？」

？『久しぶりですね、綾』

数秒考え、思い切って電話に出てみると、
聞こえてきたのは穏やかで優しい男性の
懐かしい声。
その声を聞き、すぐに誰なのかを理解すると
驚きで思わずソファにもたれていた身体が
前のめりになった。

A「！リ、リイさん！？
お久しぶりですね！」

相手の名前を呼ぶときに裏返った私の声を聞いて彼＿＿リリイさんはふふっ、と少し笑った後応えてくれた。

？←リリイ(リイ)
『はい私、スノウリリイです。夜遅くに失礼ですが、今お時間ありますか〜？』

A「はっ、はい！」

リリイさんは私が1人暮らしをする前
とてもお世話になっていた方々の1人で、
あれから数年が経っているけれど
事情があって連絡をとっていなかった

それなのに、どうして…？



リイ『実はですね〜
((?2「早く僕に替われ!!リリイ!!」』

A「え、え〜？あの、」

リイ『あ、ちょ〜っと替わりますね？
…はいどうぞ、御園？』

?2←御園(園)『全く貴様は！……久しぶりだな綾姉さん』

リリイさんに代わって聴こえてきたのは
男性にしては少し高めの声の主で、
有栖院御園だった。


A「 " みーくん " ！？
うわ〜！！久しぶり！」


園『ん、そうだ。
…その呼び方、変わってないんだな』

…………………………………………
すみません！真昼とクロの契約シーンを飛ばしました。
後、途中ですが次に続きます。
2019.4.29→修正
2019.6.29→修正と少し追加

6→←4

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