笑顔 ページ21
空助「あれ?どうしたの?」
A「あっ...こんにちは......」
時計の針は六時を指していた。
部活がない生徒はもうとっくに帰っている時間帯だ。
花咲さんは部活に入っていなかった気がする。
今まで何してたんだろう。僕に会いにわざわざ?
A「斉木さん、今度の日曜日、遊園地に行きませんか?」
真剣な眼差し。花咲さんが手に持っているものはきっと遊園地のペアチケット。
なるほどね。一応先生と生徒だから誰もいない時間にってとこか。
でも君にとって、そうまでしてすることなの?
...分からない。彼女の考えていることが。何も。
遊園地なんてものは好きじゃないけど、行ってみたら何か分かるかもしれない。僕は何故かそう思った。
空助「いいよ。行こうか。遊園地」
僕がそう口にすると花咲さんは静かにほほ笑んだ。
普段、あまり笑わない彼女のたまに見せる笑顔に
僕はこの時から
少しずつ、少しずつだけど、
惹かれてしまっていたんだと思う。
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佐藤ちょこ(プロフ) - 猫さん» 猫さん初めまして。こんにちは。コメントありがとうございます!更新頑張りますので楽しんで頂けましたら幸いです。 (2022年4月25日 14時) (レス) id: 097bc7bb67 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - とてもこのお話が気に入りました!早く続きが読みたいです!更新頑張ってください! (2022年4月20日 17時) (レス) @page2 id: 1980a86d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐藤ちょこ | 作成日時:2022年4月18日 16時