嘘が嫌いな君へ。【斉木楠雄のΨ難】

タイミング ページ20

毎回なんでこう。会いたくない時に会うんだろうか。


今日は会いたくないわけじゃないけど......


というか、私から誘ったら本当にデートみたいじゃない......？


いやいやそもそも付き合ってないし、この、今の気持ちを確かめるために斉木さんと遊園地に行くんだから！


デートではないから。


私は遊びに行きたいだけだから。





A「斉木さん、今度の日曜日、遊園地に行きませんか？」




。





空助side





高校の教員なんて、最初はどうなるかなってちょっと心配だったけど


そんな心配はするだけ無駄だったね。僕は天才科学者なんだから。


まぁ経験くらいにはなりそう。それに＿





『わっ私も、斉木さんのこと知りたいです』





空助「さてと。そろそろ帰ろうかな」





もう職員室には誰もいなくて僕一人だった。職員の皆は仕事が終わったらすぐ帰ってしまうらしい。


僕はあまり職員室で作業をしないから知らない、興味もない。


このことだって生徒が勝手に話してきた内容だし。


扉を開けると花咲さんがいた。

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