一週間後 ページ19
照橋「ねぇねぇAちゃん!これあげるわ!」
A「何?」
照橋「遊園地のペアチケット!お兄ちゃんがねくれたの。私にはわかるわ...Aちゃん、誰かに恋...してるでしょ?」
A「えっ」
そんなことはないって思いこんでいたけど、気になる人は確かにいる。
斉木さんだ。
あれからというもの私たちは特に何事もなく、お互い普通に学校生活を過ごしている。
たまに話すくらいの関係で、そんな感情は斉木さんにだってないとは思うけど。
どうなのかな。
A「恋...が分からないの。今まで誰かをそういう風に思ったことが無くて。告白もされたことはあっても付き合おうとは思わなかったんだよね」
照橋「そっか...Aちゃんは優しいのね」
A「優しくないよ。付き合っても好きになれる自信がなかっただけだから。それに、好きじゃないのに付き合うのも相手に申し訳ないし。申し訳ないなんて思ってる時点でそれは恋人なんて言えないでしょ」
結構冷めてることを心美ちゃんに言ってしまう。
幻滅したかな。でもだって本当のことだし。
照橋「そうね。でも気になる人はいるのよね?」
A「ま、まぁ...」
照橋「それが恋か分からないなら、分かるためにも遊園地に行くべきよ!」
A「えぇ...」
照橋「応援してるから!Aちゃんのその気持ちが初恋だったらいいわね!!」
。
職員室のドア前に立つ。
いや、いくらなんでも職員室で渡すのはまずいか。
だって一応生徒と先生だし?大学生だけど今は......ね?
色々考えていたらドアが開いた。
空助「あれ?どうしたの?」
A「あっ...こんにちは......」
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佐藤ちょこ(プロフ) - 猫さん» 猫さん初めまして。こんにちは。コメントありがとうございます!更新頑張りますので楽しんで頂けましたら幸いです。 (2022年4月25日 14時) (レス) id: 097bc7bb67 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - とてもこのお話が気に入りました!早く続きが読みたいです!更新頑張ってください! (2022年4月20日 17時) (レス) @page2 id: 1980a86d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐藤ちょこ | 作成日時:2022年4月18日 16時