職員室の廊下で ページ13
次の日の放課後
今日は科学の授業が無くて良かった。
会わなくて済んだから。帰ろうとしたその時だった。
「じゃあ花咲。これ、斉木先生によろしくな」
A「えっ」
またですか。今日は科学の課題じゃないみたいだけど、そんな細かいことはどうでもいいんだ。
でもまぁ、仕方ないことか学級委員だからね。
転校してきて数日で、学級委員をやることになるとは思わなかったけどね。
A「...はぁ」
思わずため息が出てしまった。
。
「......でさぁ!」
「だよね!だよね!」
職員室に着くと女子たちの話し声が聞こえてきた。同じクラスの子だ。
斉木さんと話しているみたいだ。
斉木(空助)さんには人気があって、斉木(楠雄)くんには人気がないのは何故なんだろう。
兄弟だから顔立ちは似ているのに。
「でもあの子、転校生の子。花咲Aってさぁ。愛想悪いよね」
えっ。
「ね〜!前話しかけたのに無表情で怖かったもん!頭が良くて美人とかなんだか知らないけど、あれはさすがにないと思う」
「斉木先生もなんであの子とばっかり話してるんですか〜」
......またか。
またこうやって普通の学校生活が送れないんだな。私は。
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佐藤ちょこ(プロフ) - 猫さん» 猫さん初めまして。こんにちは。コメントありがとうございます!更新頑張りますので楽しんで頂けましたら幸いです。 (2022年4月25日 14時) (レス) id: 097bc7bb67 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - とてもこのお話が気に入りました!早く続きが読みたいです!更新頑張ってください! (2022年4月20日 17時) (レス) @page2 id: 1980a86d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐藤ちょこ | 作成日時:2022年4月18日 16時