最終回 ページ48
A「うーんそうなのかなぁ」
斉木「...かわいい」
ちゅっ
A「ひゅっ！？く、楠雄？」
斉木「本当はこんなかわいくて綺麗な姿、他の男になんか見せたくないんだがな」
A「...はえ、えぇ......」
いきなり首元にキスされて何を言われるのかと思ったらそんな事...！
う、嬉しすぎるよ〜〜！！
斉木「特に...鳥束とか」
鳥束くんの名前を出した途端、楠雄は真顔になった。
斉木「アイツときたら諦めてないのか知らないが、Aに絡んでくるじゃないか」
A「うーーん......？？そんな事ないと思うんだけど」
鳥束くんはあれから何も変わってない。と思う。
私たちが本当に付き合って、本当の許嫁になったって伝えた時はすごく喜んでくれて。
ああでも......ちょっと悲しそうな顔、してたな。
斉木「はぁ...」
A「人の顔見てため息つかないでよ！？」
斉木「いや...本当に危ないと思ってだな」
A「え？何が？？」
斉木「はぁ......」
またため息つかれた...さっきよりも結構長めの...
何がそんなに危ないんだろう？？
A「ていうか！さっきから聞いてて思ったけど、私だって結構嫉妬してたんだからね！」
斉木「......」
A「みこちゃんもそうだけど、楠雄、眼鏡やめてよく見られるようになってさ！一緒に出かける時とかすごくハラハラしてるんだよ！？」
ふふ...言ってやったぞ......
これでおあいこなのでは？そう考えていると
斉木「僕はAしか見ていない」
A「なっ......！？」
斉木「Aは？違うのか」
A「そんなわけない！私だって、楠雄の事が好き...だから......」
私は少し背伸びをして彼にキスをした。
恥ずかしくて、顔が真っ赤だとおもうけど、
A「私といつまでも、一緒にいてほしい...！」
斉木「......」
楠雄はあきれたのか、笑った。
斉木「当たり前だろ。君を幸せにするのは、僕なのだから」
〜Happy end〜
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作者名：佐藤ちょこ | 作成日時：2021年6月22日 19時
