ポンコツで天然な超能力者の彼女は僕の許嫁【斉木楠雄のΨ難】 (ページ39)

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仕方ないページ39

斉木side

斉木『相トが好きなんだ』

仕方ない。こうするしかないんだ。

他に方法なんて、そんなものは存在しないのだから。

斉木『......君は最近鳥束と仲がいいな』

A「......うん。そうなの、私もさ、鳥束くんと付き合ってるの」

僕の顔を見て、雨沢さんは悲しいような、でも笑おうとはしてる

そんな顔で言った。

鳥束はクソだが、雨沢さんと出会ってから少しは変わったところもある。

女ならだれでもいいアイツが、やっと一途になれる人を見つけたんだ。

それなら雨沢さんだって安心だろう。

斉木『そうか。じゃあまた』

A「うん、またね」

今、振り向けば雨沢さんはこっちをまだ向いているだろうか。

今、雨沢さんは何を思っているのだろうか。

雨沢さんの気持ちを知るのが怖くて指輪をつけてきたのに

こんな事を考えるなんてどうかしてる。

斉木『......根性なし』

。

シュンッ......

空助「楠雄おかえり～今日は瞬間移動で帰って来たんだね」

斉木『......』

空助「ねぇ楠雄。未来は変えられるよ』

斉木『見てたのか』

空助「そうだよ。でも楠雄のくせにこんな弱気なのめずらしいね。そんなに彼女の事が大切なんだ」

斉木『......』

空助「助けてあげようか。二人の事」