ポンコツで天然な超能力者の彼女は僕の許嫁【斉木楠雄のΨ難】 (ページ28)

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二人は鈍感なのですページ28

晩御飯を食べた後、僕が雨沢さんを家まで送る流れに。

そこはいつもどうりだから、まぁ気にしてないが。

A「やっぱりご飯頂いちゃって迷惑だったよね...せっかくお兄さんが帰ってきて家族水入らずだったのに」

斉木『いや。全然気にする事じゃない』

A「本当？斉木くんがそういうなら甘えちゃおっかな、ふふっ」

そう言って雨沢さんは軽くほほえんだ。

かと思ったら何か思い出したのか、荷物の中をあさっている。

斉木『どうした』

A「あっ！その、今思い出して...！私、斉木くんに渡す物があって来た事すっかり忘れちゃってたの......これ！あげる！」

斉木『これは...！コーヒーゼリーの詰め合わせじゃないか......！？』

A「わぁっ...！そんなに喜んでくれるなんてこっちもうれしいな」

斉木『......何故これを僕に？』

A「私のお母さんがね、せっかくお見舞いに来てもらったんだし、斉木くんに迷惑かけたんでしょ？だったらこれ持っていきなさい！って......」

斉木『明日でいいだろ』

A「私も最初はそう思ったんだけどね。斉木くんとお話しするの楽しいし、みんなといる時より、二人のほうがって思ったの！」

雨沢さんはとびきりの笑顔で言った。

前までのモヤモヤが嘘のように消えたのが不思議だ。

というか前のやつはなんだったんだ。

A「それにしても斉木くんにお兄さんかぁ～～」

モヤ...

何故。