動揺 ページ18
〜数分後〜
店長「斉木くんお待たせ〜!水切れてたから急いで買ってきたよ!ってあれ?」
斉木『もう寝てる』
そう。
結局あの後すぐ雨沢さんは寝た。
だから僕は、雨沢さんが頼んだチョコレートケーキを渋々食べているところで。
コーヒーゼリーはさっき食べ終わったからな。
店長「そうなんだ...このチョコレートケーキ、出さないほうがいいかな......」
斉木『いや。味は悪くないと思うぞ』
店長「そう?あれ、斉木くん、なんか顔紅くない?」
斉木『......酒のせいだな』
。
久留美「くーちゃんおかえりなさい〜!Aちゃん、家まで送ってきたわよね?超能力使わないで自力で!!」
斉木『ああ』
僕が背負って送ってやったんだ。全く...。
今日はもう疲れた。いやいつも疲れているが。
なんだ?雨沢さんと関わると疲れるのか僕は。
久留美「それならよかったわ!ところでくーちゃん...Aちゃんとはどこまでいったの!?もう手は繋いだ!?」
斉木『繋いでない』
久留美「あら...まだなの......残念......その感じだとキスなんてだいぶ先かしら...」
ギクッ
あ。しまった。
別に違うのに動揺してしまった。
いや、まぁ違くはないが...。
久留美「えー!?手はまだなのにキスはもうしたの!?ええ!?どっちから!?くーちゃんから!?」
斉木『うるさい!』
バタンッ
斉木『......はぁ』
何故僕は今、こんなにも
動揺しているのだろうか。
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作者名:佐藤ちょこ | 作成日時:2021年6月22日 19時