164。翔said ページ14
あの日の2日前の金曜日。いつもは居るはずのAが初めて学校を休んだ。
メールで大丈夫？と聞いても既読がつかない。少し、気になってしまった。
担任から休んだ分のプリントを届けろと言われたから、そのついでに心配だった事を伝えよう。
土曜日は部活でどうしても行けなかったから日曜に行くことに決めた。
部活中も集中しきれないまま時間は経った。
彼女のくせにAの家は初めてだった。
なおさら衝撃を受けた
想像を上回るアパートのボロさ。野良犬のフンはそこらへんに散らばり錆つき洗濯機は無造作に捨てられていた
なんだここ...とても人の住む場所じゃない
'"何してんの！言うこと聞きなさい！"
そんな声がアパートから聞こえた。
僕はそこから逃げ出した
走って、走ってたどり着いた場所。
それはたまに息抜きとしていた山の中の家だった
家のドアが開けっぱなしになっていて、中を見ても誰もいない。
もしかしたら...
ここは唯一の逃げ場だったんだ
そしたら今日もいるかも知れない。
あの天に近い場所に。
また走って、走って。
背中に夕陽が指す頃やっと見つけたのは
翔『智くん...？』
あのまぁるい背中は間違いなく智くんで。
姿が徐々に消えて行くのを見つめるしかなくて
あの紅く染まった地にすがりついても、何故か倒れていたAを揺さぶっても起きてくれなくて。
森の中にこだまする自分の声はやけに虚しくて
気がついたら白いベットの上だった。
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まりん(プロフ) - そうなんですね(><) お疲れ様でしたm(._.)m お話待ってます(^^)/ (2017年2月27日 16時) (
レス) id: 8c5d56d617 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - まりんさん» 大変長らくお待たせしました(^-^)無事合格し上京も決まってあとは引っ越すだけです(笑)3月中には本当に終わります。残りの物語をお楽しみに。。 (2017年2月27日 12時) (レス) id: a497028a40 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 受験お疲れ様でした！ずっと楽しみに待ってました！笑最終章なんですね…( .. )がんばってください！！！ (2017年2月26日 9時) (レス) id: 8c5d56d617 (このIDを非表示/違反報告)
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