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38。another ページ38
潤『本当に天国いけんの？』
ア『いけるよ。って僕の恩師が言ってた』
潤『俺もいきてぇな……』
ふと潤は、目の前の小学校を見上げた
潤『やっぱり、翔先輩だったよ。』
ア『……そっか。見つかったじゃん』
潤『でもなぁ……俺はまだ後悔が残ってる。
だから、成仏できない』
同じようにアイバも見上げた
ア『僕はもう叶わないから。潤くんはまだチャンスあるでしょ？彼女を探すって願い』
潤『叶えられるかな』
ア『潤くんならね。絶対』
潤『あいつの事、天国まで連れて行く。絶対。』
アイバがふふ、と微笑んだ
ア『いこっか。帰ろう。もう見届けた』
潤『そうだね』
.
人間には見えない、何か
悪魔、なのかもしれない
天国へと魂を連れて行く存在。
今さっき、新しい魂が天国へと旅立ちました。
それを追いかけるように彼も旅立ちました。
命は尊いもの。
それは誰もが知っていること。
さて、もし突然余命を告げられたら
あなたはどうしますか？
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