今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:1,686 hit
小｜中｜大
桜の木の下 ページ2
多分…同じ高校の男の子の制服。
同い年かな…？
そう思って
思わず見つめていることに気づき
慌てて視線を逸らした。
『新入生？……大丈夫？』
首をかしげる仕草は女の子の特権だったはずなのに
この人は自然にそれをやってのけた。
「あ。はい！大丈夫です。」
なにが大丈夫なんだか。。
『ふふっ笑 じゃあ、またね。』
その瞬間ぶわっと風が桜の花びらを舞いあげて
それに気を取られてるうちに
その子はどこかへ去っていってしまった。
鼓動が聞こえる。
これ…私の？
さっきのあの子、なんか不思議な力でもあるの？
ドキドキして
追いかけたくなるような衝動…
同じ日常だと思っていたけど
何か変わるかもしれない。
予鈴が鳴って
たまらず駆け出していた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Satori | 作成日時：2018年7月3日 8時
