チートの女3 (ページ44)

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Ｎｏ．１４３迷子ページ44

マサイside

「……」

ただいま、俺たちは緊張している

俺たちというと
フィッシャーズの他に誰がいるんだよっ！？
と思う方がいるだろう

横を見るとオレンジ色の髪を揺らしながら
スマホを触る男

顔だけ見ると一件冷静に見えるが、
スマホを持つ手を見てみると、
物凄く揺れている

虫さん「てっちゃん！」

てつや「なにー？」

虫さん「ちゃんと風呂入ったー？」

てつや「入った！！」

虫さん「歯は？」

てつや「磨いた！！」

そう、東海オンエアである

やり取りがさながら
旅行前の荷物点検をしている母と子供だが

そして他に水溜りやシルクの兄、兄クロードが
いるのだが

全身オレンジ色をした東海オンエアのリーダー
てつやはケチャップさんの画像を見たとき
綺麗な方だったので、
お近づきになりたいということで
緊張しているのである

そんな中iPhone特有の電話音がなる

しかも、俺のスマホから

マサイ「あ、ケチャップさんからだ」

てつや「なぬっ！！？」

マサイ「もしもし、マサイです」

貴『もしもしマサイくん？
ケチャップです』

マサイ「はい、どうかしましたか？」

貴『あのー…、迷ったかもしれない』

マサイ「まじですかw」

俺の笑い声を聞いてたのか
そばに居たシルクが顔を伺っている

シルク「なんだって？」

マサイ「迷ったかも…って」

マサイ「ケチャップさん、
とりあえずスピーカーに
切り替えてもいいですか？」

貴『あ、それは構わないよー』

シルク「とりあえず周りに何かありますか？」

貴『まわりねぇ…
……上に太陽があるよ…眩しい』

マサイ「…アジアまでは絞れましたっ！！」

全員-貴マサイ「ｗｗｗｗｗｗｗｗ」

シルク「そうじゃなくてwww」

としみつ「ポジティブかよwww」

ンダホ「んはははははははははははは」

ンダホはツボに入ったのか笑い転げている

貴『あれ、みんな到着しておられる？』

ンダホ「そうですね、あとケチャップさんです」

マサイ「でも前回ちゃんといらしてましたよね？
今回はどうしたんです？」

貴『前回はね、遅れたらヤバいなと思って
タクシー使ったんだよね
今回は探検してみようってなって
歩いてたら迷ったごめんなさい』

りょう「そこは素直なんだ」

貴『とりあえず
今私が出せる全速力でそっちに向かうね』

マサイ「はい、気をつけてくださいね」