僕じゃダメなの? ページ1
【ころん視点】(二人は付き合っています)
今日はすとぷりメンバーが僕の家に集まって飲み会をしています!でも………
さとみ「莉犬ぅ〜」
莉犬「おいさとみ離れろ〜」
さとみ「んん、やぁ……」
僕の彼氏のさとみくんが、莉犬くんとキャッキャウフフしています……………
いつも僕にデレデレなくせに。
やっぱり莉犬くんなの?僕じゃダメ?
そんなことを考えていたら、じわぁっと涙が溢れてくる。僕はぎゅっと瞼を閉じてさとみくんと莉犬くんが視界に入らないようにした。それでも声が聞こえてくる。もういやだ。
『僕、部屋行ってくるね。』
ななもり「え?いいけど、どうしたの?体調悪い?」
『ううん、大丈夫。』
そう残して、部屋へと戻った…………
【さとみ視点】
莉犬「…………なあさとみ、」
『んぁ?』
莉犬が急に話しかけてきた。その口調は、随分厳しい。怒っているようだ。
莉犬「ころちゃんのこと、嫌いなの?」
『……………………はぁ?』
何を言ってるんだ。俺はころんのことが大好き。大大大好き。世界一愛してる。なんで莉犬はそんなことを聞いてくるんだ?
莉犬「お前の大好きなころんの前で、俺にベタベタくっついて、可哀想だと思わないの?」
『ッ…………』
莉犬「可哀想だと思うなら、ころんの部屋行ってこいよ。」
莉犬の真剣な眼差しに背中を押され、俺はころんの部屋へと駆け出した。
【ころん視点】
なんでっ、なんでよぉ…
『ううっ、ぐすっ………』
涙がとめどなく流れてくる。
やっぱりさとみくんは、莉犬くんがいいんだ。僕なんて、どうでもいいやつなんだ。
僕はさとみくんに不釣り合い――――――
ギィ…
部屋のドアがゆっくりと開いた。ドアの方に目をやると、さとみくんがいた。慌てて涙をふいて、
『さとみくん、どうしたの?』
平静を装って言った。
『莉犬くんは?早く行ったら?』
さとみ「………………」
さとみくんが僕に、ゆっくりと近づいてきた。
『さ…………とみくん?』
ギュゥッ………
僕に抱きついてきた。
さとみ「ころんっ、ごめんな!!!」
さとみくんが僕に謝る。さとみくんは続けた。
さとみ「俺がずっと莉犬のとこいるせいで、寂しかったろ?ほんとにごめんな」
やめてよ…そんなことされたら
『もっと好きになっちゃうじゃん…』
さとみ「いいよ。好きになっていいよ。」
『さとみくん、僕のこと好き?』
さとみ「うん、大好き。」
あの時交わしたキスの味は今でも覚えている。
甘くて、苦くて、しょっぱかった…………
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めいぷよ - やばいっす…今まで「びーえる?何そ美味しいの?」状態で、友達がblしか勝たんって言ってても、いや、私はいいかな…って感じだったのひ…さところならいいかなってみてみたら、もう………たまご様あざっす。すんません。語彙力ないっす (2022年2月5日 22時) (レス) @page1 id: f9cc1ef544 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまご | 作成日時:2021年4月30日 17時