弐 ページ4
僕には人間だった頃の記憶がある。
何故かは知らないが。
だから僕は今も呼吸を使える。
威力は凄いことになっている。
元柱だった僕の力と鬼の力が加わっているんだもの。
でもひとつだけ。
覚えていないことがある。
それは
''自分がどうして死んだのか''
その時の記憶だけ丸ごと抜けている。
だから今も僕は探してる。
どうして死んだのか。
そんなことを考えながら歩いていたら目の前に鬼殺隊がいた。
でも何かおかしい。
あれはまるで...まるで...
『た...炭治郎...?』
声が...震えてしまった。
正直1番会いたくなかった。
炭治郎の悲しむ姿を見たくなかった。
妹が鬼になってしまってさらに仲間も鬼になったなんて悲しすぎるだろう。
だけど人を見ると...
『お腹...すいちゃうなぁ...』
「...!?
Aなのかっ!?」
『前まではそうだよ。
今は上弦の零 慈姫だよ。』
「上弦の...零?
聞いたことないぞ...」
『だって私は鬼の中で誰よりも強いからねぇッ!!』
あぁ...辞めて...お願い...刀を閉まってよ...僕...!
炭治郎...僕を...止めてッ...!
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作者名:Satera/さてら | 作成日時:2019年11月27日 16時