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壱 ページ3
無惨様は僕を見てくださる。
「慈姫。強くなったな。」
僕はそれがすごく嬉しかった。
『ありがとうございます。無惨様...』
僕はあれからたくさんの人を食べた。
女も男も大人も子供も。
美味しかった。
とても美味だった。
だけど一番まずかったのはおばあさんとおじいさんの血肉。
老い過ぎていて栄養価もなく不味かった。
1番うまいと思った人間は稀血の女。
とっても美味。
甘くて柔らかくてトロトロしていて...
でもね。私は無惨様の血が一番大好きなの。
無惨様は月に一回僕に血をくださる。
痛みに耐えるのは大変だけどもう慣れてきた。
今日は東の村へ行こう。
美味しそうな匂いがするから。
もっと強くなるんだ...上弦の零として。
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作者名:Satera/さてら | 作成日時:2019年11月27日 16時