生きたかった。 ページ2
もっと生きたかった。
もっとみんなと一緒に戦いたかった。
ご飯を食べたかった。
遊びたかった。
炭治郎...善逸...伊之助...柱のみんな...
こんな不甲斐ない柱でごめんなさい...
「お前は生きたいか。」
『鬼舞辻...無惨...
僕は...生きたい...みんなとまだ...生きたい...』
「そうか。」
『お前のせいだ...お前のせ...』
クザッ
「ならば鬼になれ。」
『あぁッ!?いやぁぁぁぁっ!
ちがぁぁぁっ!あぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!』
「やはり柱だけあるな。
こんな少量じゃ足りないか。」
『あぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!』
頭が回らない。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。
鬼になんてなりたくない。
「君の体はこの血に耐えられるかな?」
『あぁぁぁぁぁぁぁぁ!うぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!』
あぁ...楽しかったなぁ...
2人で見た星...
みんなで食べたご飯...
まだ一緒にいたかった。
...........
『ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”...』
そこからの記憶はない。
だけど確かに言えるのは人を食べたということ。
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作者名:Satera/さてら | 作成日時:2019年11月27日 16時