27話 ページ28
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そして、木兎先輩のスパイクをカットすることになった。
「じゃあ俺がブロックするからAちゃんカットね！」
「分かりました。……今更ですけど、1人でコート守るなんて不可能だと思うんですが。サポーターもないですし」
「それもそうですね…………じゃあ、俺のサポーター使いますか？俺はトスあげるだけなので滑ったりはしませんし」
「え、いいんですか？」
「はい。あ、俺が今日使ったやつの後でいいならですけど……」
「そんなの全然気にしませんよー。ありがとうございます！」
ということで赤葦先輩からサポーターを借りた。当たり前だが赤葦先輩も男の人なので少し大きい気がしたがないよりマシなのでありがたく使わせてもらうことにした。
「おーっし！！それじゃあ始めるぞ！あかーしトスくれ！」
「、木兎さん！」
赤葦先輩がトスをあげた。ネットに近すぎず遠すぎない、綺麗なトスだ。木兎先輩は思いっきり助走をつけてジャンプ。多分いいのが決まる。
黒尾先輩がドシャっとを決める可能性もあるけど、木兎先輩がブロックを避けて打つ場合もある。
ブロックはストレートをきっちりしめてる。そんで、手の向き的にクロス確定！
私はストレートの可能性を捨ててコートの真ん中に移動し、そこから打たれたボールを滑り込んで拾った。
カットしたボールはギリギリネットにかかって落ちてしまったけど。
落ちたボールがバウンドして音を発しているが、体育館にいる自分以外の3人は何も言わないのでボールの音以外聞こえない。
「………」
スパイクを打った本人は黙り込んでいる。な、何かやらかしたかな…ウチ。
「おお…！すげえな！俺のスパイクをカットするなんて流石だな！！」
「あ、えと、ありがとうございます」
「もっと喜びなよ〜。この人こう見えて全国で五本の指に入るスパイカーだから」
「五本の指…！？凄いですね！」
そんな人と合宿するようセッティングした武田先生すごっ！
「まあ三本の指には入らねぇけどな」
「上げて落とすくらいなら上げんなよ！」
「わ、私は木兎先輩のスパイク凄いと思いますよ！なんかこう……身長が高い分上からバーン！って打てるからいいスパイク決まりますし…なんか、エースになってるのも納得です！」
「！だろ〜？いやー古海さんわかってるな〜！」
「まあ木兎一応背高いもんな〜。………そう言えばAちゃんは身長何センチなの？」
身長の話…ウチ好きじゃないんだよね…
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桜(プロフ) - 紫月さん» コメントしてくれてありがとう。この作品を作ったのは愚痴とかの意味もあるけど、自分みたいな考えの人がいるのかどうか知りたいなって思ったのもあるんだ。だから別に偉そうじゃないし気にしなくていいよ！（あと、ハイキューに手を出してみたかったのもある…） (2021年4月25日 11時) (
レス) id: a3e07da17b (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - 祝っていいかどうかわからないけど、新作おめでとう。この物語を書いて、愚痴をばらまければ、ストレスをばらまければ、いいと思うよ。偉そうな事言ってごめんね。 (2021年4月25日 7時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2021年4月25日 7時
