25話 ページ26
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烏野の皆も自主練を始めたのを見て、私もそろそろ行かなければと思い第3体育館に向かった。
「遅くなってすみません…!!」
「おー!!やっと来た!烏野のマネージャー!!!」
「Aちゃんおそーい!もう練習始まったんぞ〜?」
…なんだろう、音駒の主将さんの言い方凄いイラつく。他校の人だからこんなこと思っちゃいけないんだけどわざわざ来てやったのに何様だとか思っちゃう。
思っちゃいけないけど!!
「騒がしくてすみません。わざわざ来てもらったのに…」
「あ、いえ!全然大丈夫ですよ!むしろ強いひとのスパイクとブロック見れるので光栄です!」
なんだろう、男子バレー部にもマトモな人っているんだとか思っちゃった。
凄く真面目そう。きっとモテるんだろうな……
「で、木兎さん…でしたっけ?その人って誰なんですか?」
「ぶっひゃっひゃっひゃっ!!」
え、笑い方キッショ……
「俺だよ俺!木兎光太郎!」
「ああ、梟谷のエースの人ですか!すみません、私名前覚えるの苦手で………凄くスパイクの強いひとってのは覚えてたんですけど……」
「スパイクの……強いひと!?やっぱ俺のスパイク強いって思うのか!?」
「え?はい……」
「へーいへいヘーイ!!やっぱ俺サイキョー!!」
「あ、はい」
なんじゃこの人。
「木兎さんがしょぼくれモードに入りかけたのに一瞬で直った…!?…古海さん、でしたよね?梟谷に来ませんか?」
「え、お断りさせていただきます」
「……そうですか、残念です」
何が?何が残念なの???
「えっと、それで木兎先輩は私に何か用事でもあるんですか?」
「ん?ああ、そうそう用事だよ用事!!忘れるところだった!」
いや忘れんなよ。
「君さァ、
「え?知ってますけど……胡桃と知り合いですか?」
「え?あ、あーそう、知り合い……うん、知り合いだ!!」
…?なんだろうこの歯切れ悪い感じ……なんか怪しいな。
「俺胡桃とLIMEしてんだけどさ、部活の写真見せてもらったことある訳!その写真にちょうど君に似てる子いるなと思ってさ!
本人かどうかずっと気になってたんだよ!」
「え、部活って何の写真?」
「あーたしか………」
「ちょ、ちょっとまっ、「女バレの全国1位とった時のじゃなかったか?」…………」
………終わった。
「「………はァ!?」」
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桜(プロフ) - 紫月さん» コメントしてくれてありがとう。この作品を作ったのは愚痴とかの意味もあるけど、自分みたいな考えの人がいるのかどうか知りたいなって思ったのもあるんだ。だから別に偉そうじゃないし気にしなくていいよ!(あと、ハイキューに手を出してみたかったのもある…) (2021年4月25日 11時) (レス) id: a3e07da17b (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - 祝っていいかどうかわからないけど、新作おめでとう。この物語を書いて、愚痴をばらまければ、ストレスをばらまければ、いいと思うよ。偉そうな事言ってごめんね。 (2021年4月25日 7時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜 | 作成日時:2021年4月25日 7時