4 ページ4
「なんで避けるんやっ！てか当たらん…！！」
「姉御やっちゃってくださいよ〜〜」
外野楽しそうに煽るんじゃない、こちとら必死なんだぞ
パーカー男は顔に腹に足に休まず拳と蹴りを入れてくるが、間一髪でそれを避け続けている
私凄いぞ…！その調子で頑張れ！
『あのっ私避けるので精一杯なので、諦めてください』
「嘘つけ！汗かいてないやん！」
くそっバレた
だって怪我したくないじゃん、我女の子ぞ？花のJKぞ？
『私あんま汗かかない体質なんです、ほらっ息上がってるでしょ？』
「そんな戦闘中に平然と喋られるとムカつくわぁ〜〜絶対一発入れたるからな！！」
やめて？やめて？ワタシオンナノコ
「先輩！安心してください！」
えっまさかの救世主ショッピ君…！
「素材は狩っときますんで…！いくらでも戦っててください！」
『こんのクソ後輩！！』
笑ってんじゃねぇ
ーーーー
それからと言うもの、一向に止める気配がないパーカー男
長い前髪から見えるエメラルドのような瞳が私を捕らえて見逃してくれない
ショッピ君はがんばえ〜〜とやる気のない応援をしてくる、おい、ゲームをするな
流石に疲れてきて、相手も動きが鈍くなってくる頃
(ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰｰﾝ
『やっと…鳴った！』
はい終わり！！
私が戦う気力を失くせば、パーカー男もションボリとした顔をし、拳を下ろしてくれた
…本当にただの戦闘狂なんだな
「あぁ〜〜悔しいわ！アンタから一度も手を出されてない！！」
「ゾムさん、ドンマイっす」
『ショッピ君、おい、こっち向きなさい』
そして一発殴らせろ
「はぇーー勘弁してくださいよぉ、あっメロンパン奢るんで」
『ぐっ…』
「あ、揺らぐんやな嬢ちゃん」
私は貧乏人なんでね、１食浮くのはありがたい
「次！次は避けるだけやのぉて反撃されるようオレ頑張るわ！また相手してな！」
『嫌です、もう来ないでください』
「俺ゾムってゆうねん！またな！」
パーカー男、もといゾムさんは身軽に木を登り消えていった
聞いちゃいねぇな、あの人
「先輩、ドンマイです」
『』
「授業遅れますよ」
『…はい』
私の癒しの時間を返せ、パーカー男ゾムさん
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1823人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しろつめ - もうずっと大好きなんです………！！ 更新いつまでも待ってます！！！！(クソデカボイス) (2021年10月15日 0時) (
レス) id: a47367aeb2 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだもち - うん、まじすしですわ。文才ありすぎでは？？？？更新待ってます^^ (2021年9月18日 21時) (レス) id: 5b3eb3e364 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - SU.KI☆めちゃくちゃよき…… (2020年8月25日 20時) (レス) id: 3cd7fd4374 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - うん。学校広いからしゃーない、しゃーない。更新頑張ってください！応援してます。 (2020年5月25日 11時) (レス) id: 483fe5f62c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 女騎士… (2020年5月16日 14時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チャパツ | 作成日時：2020年4月19日 17時
