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「ホンマ助かったわ……悪いけどもう少しここで隠れててもええか？」
『いいですよ、私しかいないので』
「ありがとう、Aちゃんはここで何をしてるんや？」
『写真部の活動ですね、まぁ部員は一人なんでダラダラ過ごしてるだけなんですけど』
「なるほど…また来てもええか？逃げ場所を確実に潰しにいってんねんアイツ」
アイツとは、あの神と書かれた布を顔に巻いている長身の男の事だろう
「奴も生徒会のメンバーでな、しんぺい神って言うねん」
生徒会って多いな、知らない人がまだいたよ
『いつでも来ていいですよ、鍵は随時開いているんでご自由に』
「助かるわ！！」
あっそんな大声出したら気づかれ…
「ロボロの声がするなぁ〜近くにいるはず」
「ヒィイッほなまたな！Aちゃん！」
ロボロさんは非常階段の方へ全速力でかけていった
苦労性なんだなロボロさんって、お疲れ様です
『…ゲームしよ』
私はヘッドホンを付け、画面に集中した
ーーー
ガタガタッと物音がし、意識が覚醒する
いつの間にか寝てしまったようだ
外を見ればもう真っ暗で、急いで時間を確認したら19時を廻っていた
…今日バイト無くてよかったぁぁあ
心からそう思った
『夜の校舎って新鮮だな』
ドキドキする、だが私のホラー耐性はSランク、全く怖くない。どちらかと言えば生徒会の方が恐ろしい
「〜〜！！っー！」
夜の校舎にも関わらず、人の声が聞こえてきた
まぁ、大抵の不良は夜が主な活動時間なのであまり珍しくはない
ただ、私がいた第5特別棟の裏で声がしたのでちょっと気になって覗いてしまった
そこには、怯えている学生数人と豚の仮面を着けている男がいた
やっべ知ってる人じゃんか
様子を見ていた瞬間、怯えている学生めがけてトントンの拳が振り下ろされる
『あっ…』
いつもの常態反射で、私は学生達を庇ってしまった
っトントンさん相手だと片手じゃ受け止めきれないよな
私は両腕でガードできたものの、あまりの威力の強さに後退った
『おっっも…』
「ん！？あれっAちゃん！？えっ気づかんかったホンマすまん！！！」
『…いえ、こちらこそお邪魔してスミマセン』
そしてロボロさんもだけど何故昨日から私の事をちゃん付けで呼ぶんだろう、恥ずかしいから止めてほしい
「たっ…助かった……」
「助かったとちゃうねんぞどクズが」
私との対応とは一変、怯えている学生達に向けたトントンさんの視線はとても冷たかった
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しろつめ - もうずっと大好きなんです………！！ 更新いつまでも待ってます！！！！(クソデカボイス) (2021年10月15日 0時) (
レス) id: a47367aeb2 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだもち - うん、まじすしですわ。文才ありすぎでは？？？？更新待ってます^^ (2021年9月18日 21時) (レス) id: 5b3eb3e364 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - SU.KI☆めちゃくちゃよき…… (2020年8月25日 20時) (レス) id: 3cd7fd4374 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - うん。学校広いからしゃーない、しゃーない。更新頑張ってください！応援してます。 (2020年5月25日 11時) (レス) id: 483fe5f62c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 女騎士… (2020年5月16日 14時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チャパツ | 作成日時：2020年4月19日 17時
