2 ページ2
「Aさん〜〜素材狩り手伝ってください、紅玉マジで出ねぇ」
『しょうがないな、いいよ』
「さっすな姉御、頼りになるわぁ」
だから姉御じゃない、不良みたいだろ
「不良じゃないッスか」
失礼だな、あと言葉に出してないよ
私の昼休みは不良を倒し、猫を愛でながら後輩とゲームをする日々と化していた
「っ先輩、なんでそんな素材出るんすか、チートっすか」
『違うんですね〜私が上手いからなんですね〜〜』
「自分で言って恥ずかしくないんスか」
『事実だし、もう手伝わんぞ』
「冗談やないすか〜〜先輩大好き」
今日も調子いいなコイツ…
私はため息を溢しつつ、ゲームに集中した
ーーーー
ある日の昼休み
今日も今日とて猫に癒されてながらメロンパンを貪る
生意気な後輩はまだ見えていない
「いい加減にしてくれる？」
…そして、いつも通り不良に絡まれている人がいるようだ、可哀想に
今回はどんなのだろう
「生徒会に近づいてさ、迷惑してんの気づかないの？アンタみたいなブス相手にされっこないのにこんな手紙まで用意して」
で、でた〜〜〜〜生徒会がらみの恐ろしい女リンチ〜〜〜〜
良くあるんですよね、生徒会メンバーは何故か皆顔が良いですから
お近づきになりたくない選手権堂々の一位ですね、はい
「だっ、だって…」
「なに、そろそろキモいよ？」
女はハサミを取り出し、怯えている子の長い髪に刃を当てる
ちょっ髪は女の命だぞ！？
「ウザイでしょ？私優しいから切ってあげるよ」
「やめっ…！」
その瞬間、私はハサミを持っている女の手を蹴り飛ばしハサミを落とさせた
あっぶな…
「は？…なに、アンタ」
私は睨んできた不良を無視し、座り込んでいる女の子を立たせる
『切られてないね…良かった、間に合って』
「あ、あの…」
「っシカトしてんじゃねぇよ！！」
痺れを切らした女が殴りかかろうとしてくる
その腕をとり、直ぐに後ろで拘束する
やっぱり男と違って力が弱いから楽だね、助かる
「なっ…！？」
『早く行きな、見逃してあげるから』
女性に怪我はさせたくない
私に敵わないと思ったのか、女と取り巻き達は小学生みたいな悪口を吐きながら消えていった
「あっありがとうございました！！」
『いいえ、また絡まれてそうだったら来てね、昼休みだったら守れるから』
そう言えば、顔を赤らめながらお礼をされ、教室に戻って行った
…昼休みしか助けない面倒くさがりに礼なんか言わなくていいのに
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1823人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しろつめ - もうずっと大好きなんです………！！ 更新いつまでも待ってます！！！！(クソデカボイス) (2021年10月15日 0時) (
レス) id: a47367aeb2 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだもち - うん、まじすしですわ。文才ありすぎでは？？？？更新待ってます^^ (2021年9月18日 21時) (レス) id: 5b3eb3e364 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - SU.KI☆めちゃくちゃよき…… (2020年8月25日 20時) (レス) id: 3cd7fd4374 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - うん。学校広いからしゃーない、しゃーない。更新頑張ってください！応援してます。 (2020年5月25日 11時) (レス) id: 483fe5f62c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 女騎士… (2020年5月16日 14時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チャパツ | 作成日時：2020年4月19日 17時
