第五十八話 トドメ ページ33
｢…なにごと……？｣
記憶が曖昧だ。
なんだっけ…
｢あ…そっか…｣
眼前に広がるのは、私を心配そうに見つめる刀剣達。乱ちゃんがわぁぁあん！と泣きついてくる中、三日月さん一人だけが私を見ず、奴に刃を向けたままだ。
泣きつく乱ちゃんの頭を撫でて、｢心配かけてごめん｣と謝り、私は立ち上がった。
｢三日月さん。私がやります｣
私が斬りたい。
そんなこと、出来るはずもないけれど…三日月さんはそれを知ってかにやりと笑い自分の刀を差し出した。
それを受け取ると、ずっしりとした重みが体を前のめりにさせる。
眼下にいるのは、失禁した奴。
奴はヘラっと笑い、
｢や、やぁ、久しぶりだねぇ！｣
私に話しかけてきた。
当然のごとく、聞くわけがない。
心の中で耳に蓋をし、周りの音をシャットアウトさせれば…ただ餌を欲している魚のようにパクパクと口を開閉させるだけの醜いものになる。
重たい刀を両手で持ち上げて、振り下ろ─────
｢やめなさい！！！｣
そうとした時。
慌てて悲鳴に近い声を荒らげたのは、
｢政府…｣
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やま(プロフ) - えーぽん☆さん» わあああああああ＞＜;！！！すみません！！返信遅れてしまってごめんなさい！！ありがとうございます！更新頑張りますので、引き続き応援宜しくお願いします！ (2017年9月10日 3時) (
レス) id: beda6b252c (このIDを非表示/違反報告)
えーぽん☆(プロフ) - とてもおもしろいです！！応援しています！更新がんばってください^ ^ (2017年7月18日 20時) (レス) id: 90d6d315b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やま | 作成日時：2017年7月17日 19時
