第四十五話 私の戦い ページ20
けれど、
いえ！でも…！私の方が─────
いえ！！私の方が！─────
しばらくすると、なぜか口喧嘩に発展していて…
私の方が謝らなければ！いえ、私の方が！！
と続けているうちにシリアスな雰囲気はどっかいってしまった。
このきりがないこの不毛な争いを止めたのは、加州くん。
「まぁまぁ、このまま続けててもしかたがないでしょ…それに、まだ終わってなくない？」
言い争う一期さんと私の間に割り込んで、その場を鎮めつつ…私に鋭い視線を送った。
けれど…その視線の意味が理解できない私。
加州くんは鈍感な私にため息をついて、
「主の…大切な家族を奪った奴はまだ生きてるんでしょ？」
静かにそう呟いた。
加州くんの言葉にハッとし、私の心の中に黒い何かが再び生まれ始める。
─────そうだ。
「アイツはまだ生きてる…」
この黒い何かは、悲しみと苦しみと…そして復讐したいという思いだろう。
心に留まったままのこの黒い復讐心は、どうやったら消せるのだろう…
見つけ出して殺す？…いや、そんなことしたら本当に犯罪者になってしまう。それにここにはいられなくなると思う。
私は黙り込んだ。
そんな私に声をかけたのは小夜で。
「僕が、復讐してあげようか？」
なんて言い出し、私は慌てて止めた。
シュンと何故か落ち込んでしまった小夜に私は自分に言い聞かせるつもりで、
「これは、私の戦いだから。それに皆の手は汚させたくない…」
そう言った。
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やま(プロフ) - えーぽん☆さん» わあああああああ＞＜;！！！すみません！！返信遅れてしまってごめんなさい！！ありがとうございます！更新頑張りますので、引き続き応援宜しくお願いします！ (2017年9月10日 3時) (
レス) id: beda6b252c (このIDを非表示/違反報告)
えーぽん☆(プロフ) - とてもおもしろいです！！応援しています！更新がんばってください^ ^ (2017年7月18日 20時) (レス) id: 90d6d315b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やま | 作成日時：2017年7月17日 19時
