第四十八話 思い込み ページ18
─────三日月さんは…私がピンチの時にいつも助けてくれる。
「…今までAを見てきて、殺人犯だと思わせるような要素があったか？むしろ、人一倍努力家で俺らに尽くしてくれたではないか」
黙ってしまっている刀剣男士たちに三日月さんは強い口調でそう言う。
続けて「お前らは一年間なにを見て──────
と言いかけたところで、
鶴丸さんが「ちょっと待て」と三日月さんの言葉を遮った。
「そりゃあ…驚いたけど、主が嘘を付いてるなんて俺は思ってないけど…」
鶴丸さんに続けて、俺も僕も私もと皆、声を揃えた。
「それに、正直に話してくれて嬉しかったし…」
どう考えてもそのストーカーが真犯人だろ。
と言ってくれて。
乱ちゃんを筆頭に短刀達が私の方へ走ってきて、抱きついてきた。
「ボクはあるじさんを信じてるから」
「ぼ、僕も…主さん流れてきた霊力はとても優しくて暖かかったので…」
「俺っちは…びっくりして─────、でも、大将が死刑囚だからって今更突き放したりなんかできるわけない…」
「僕も…！なにがあっても主君にお仕えするときめたので」
抱きついて離さない短刀達越しに一期さんは、微笑んで「私も弟達と同じ気持ちですよ」と私の前に膝をついた。
初めから、誰も「死刑囚だから信じれない」なんて言っていなかったことに今気づく。
一人で先走って、挙句の果てにこんな私を信じて仕えると言ってくれる皆を置いて死んでしまおうとした。
バカだ…
私って…とんだ大馬鹿者だ。
刀剣男士の事を信じなければ、彼らも私のことを信じてくれない────、なんて思っていたけど…
信じきれていなかったのは私の方だった。
止まらない涙は拭くことを諦めて、
「皆さん…ごめんなさい…そして、ありがとうございます…！！」
思わず笑がこぼれた。
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やま(プロフ) - えーぽん☆さん» わあああああああ＞＜;！！！すみません！！返信遅れてしまってごめんなさい！！ありがとうございます！更新頑張りますので、引き続き応援宜しくお願いします！ (2017年9月10日 3時) (
レス) id: beda6b252c (このIDを非表示/違反報告)
えーぽん☆(プロフ) - とてもおもしろいです！！応援しています！更新がんばってください^ ^ (2017年7月18日 20時) (レス) id: 90d6d315b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やま | 作成日時：2017年7月17日 19時
