第四十五話 過去編 ページ15
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それからの記憶は断片的にしか覚えていない。
血の海となっていた家の床。
リビングで、お兄ちゃんの部屋で私とめぐみの部屋で…それぞれ皆血を流して倒れていた。
そして、私はいつの間にか血だらけで病院にいて…
「事件当時のこと教えてくれますか？」
警察官と刑事が診察室に入ってきてそう聞いた。
でも意味がわからない。
「…は？」
聞き返してしまえば、刑事が一つため息をついた。
「何も覚えてらっしゃらないんですか？」
と強めの口調で聞いてくる。
何も覚えていない…？
なにが？
分からないまま、必死で何かを思い出そうとするが何も思い出せないし…
そもそも何を思い出そうとしているのかも分からない。
そんな私の様子を見た刑事は、耳を疑うことを言った。
「あなたのご家族があなた以外全員何者かによって殺害されていました。あなたは家の中で一人、血まみれで立っていたので外傷がないか、念のため病院に搬送したしだいです」
まず受け入れられない。
家族が死んだ？殺された？
いつ？
そんな冗談はいいから。家に帰らせてよ。話したいことがいっぱいあるの。
けれど、それは口には出せず…ただ無言で首をかしげたままの私に刑事さんは今までの経緯をもう一度言った。
・あなた以外は何者かによって殺されてしまった。
・血だらけで立っていたあなたを見て、近所の人が通報した。
・血だらけではあったが、外傷はなし。
そして─────、
「第一被疑者はあなたです」
と言う。
鋭い眼光で私を睨みながら「まだ捜査中ですが、任意同行願います」と言って私の手首を掴んだ。
もうそれは任意同行なんかじゃなくて「さぁ来い」とでも言っているように強く引っ張った。
まだ何のことか理解出来ていない私は言われるがままされるがままで、パトカーに乗車する。
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やま(プロフ) - えーぽん☆さん» わあああああああ＞＜;！！！すみません！！返信遅れてしまってごめんなさい！！ありがとうございます！更新頑張りますので、引き続き応援宜しくお願いします！ (2017年9月10日 3時) (
レス) id: beda6b252c (このIDを非表示/違反報告)
えーぽん☆(プロフ) - とてもおもしろいです！！応援しています！更新がんばってください^ ^ (2017年7月18日 20時) (レス) id: 90d6d315b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やま | 作成日時：2017年7月17日 19時
