【歌い手】男の人が怖いけど姉さんは仲が良い【96猫】 (ページ21)

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十九話ページ21

You side

来たのは目が覚めてすぐに見た少女。

この子には何故か安心できる。

怖くない。

本当、何故だろう？

？「あの...わし、分かる？」

鷲？

『鳥...の？』

そう聞くと、慌てて「ちっ、違う！」と言われた。

自分は頭まで可笑しくなってしまったのだろうか？

さっきいた医者さんに聞いた。

自分は、記憶喪失していて一部変なことをしたり、言ったりするかも知れないらしい。

？「わしっていうのは、その...一人称や！」

あ、一人称なんだ...

って言うことは、この人のことがわかるか、ってこと？

『すみません、分かりません』

ごめんなさい...

？「嗚呼、謝らんくってええよ！え～っと、自分の名前は？分かる？」

自分の名前...？

『分かりません』

何でだろう？

自分は何なのだろう？

？「そうか！え～と、君は響Aで、わしは姉の響棗！」

自分は、A...？

『自分の姉ですか？』

すると、響さんは驚いたような顔をする。

96猫「え、そうやけど...一人称、自分なんか？」

え、違ったの？

『前は、何でした？そちらにします』

そちらにしようと思う。

96猫「あ、一応わしの前では"わし"やけど、わし以外がいる前では"僕"やったよ？無理はしんといてよ？」

無理はしていない。

『わかった､あと僕は響さんの((96猫「姉さん」響さn((96猫「姉さん」はぁ...姉さんの家に行けばいいんですか？』

じぶn...僕は何処へ行けば良いのか悩んだので、聞いた。

96猫「おお、そうやで！頭ええな！」

そうかなぁ？

てか、響s...姉さんの家に行くんだ...

楽しみだけど、人に会いたくないなぁ...

外に出たくないし...

96猫「ほら、行こう！タクシー呼んであるから！」

『！』

姉さんはじb...僕のことをよく知っているようだ。

姉さんが歩き始めていて、後ろをついていく。

96猫「あ...」

姉さんが急に止まる。

？「あ、96ちゃん...46猫さんは？」

僕の背だと姉さんに隠れるらしい...

それより、さっきから震えが止まらない。

46猫さんとは誰なのか、96ちゃんとは誰なのか､分からないが怖い。

96猫「まふ...すまん！」

姉さんがまふ？さんを押し退けて病院を飛び出す。

そして、待っていたタクシーに慌てて乗る。

まふ？「えっ？ちょ～～～...」

なんかいっていたが、聞こえなかった｡