【歌い手】男の人が怖いけど姉さんは仲が良い【96猫】 (ページ14)

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十二話ページ14

あ、そういえば新曲の"茜色な猫"を出そうと思ってたんやったわ。

出しとらんやん。

出さんとだわ。

面倒やなぁ。

まぁ、ええか。

だそうっと。

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曲名:茜色な猫

作詞⋅作曲:猫色空P

ボーカロイド:鏡音リン,鏡音レン

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我ながら変な歌詞だわwwwwww(まぁ、病んでる系の曲ってことにしてくださいby咲々姫)

何でこんなん書いたんやろ

姉さんに心配かけるだけやん...。

まぁ、出しとこ。

わ、視聴者増えてる～...

《ヤバイ》

《涙腺崩壊》

そう言うのが主に見られるかな？

あ、姉さん来そうだし、寝よう。

・・

・

・

『ん...』

朝。

雀の鳴く声で、起きる。

『姉さんは...』

物音がしない。

と言うことは、もういない。

何時もなら「れんきゅん～むにゃむにゃ」とか言ってるしね。

よし、準備しようか。

因みに、普通のチケットで行こうと思ってるよ。

姉さんとのコラボのときの長袖の白い服を着て､軽く黒い上着羽織って、黒い靴を履く。

黒人間だw

ま、どうでもええんやけど。

で、黒い鞄を持つ。

バッチとかは持ってないからね？

はい、用意できました～。

行こうと思いまっす！

はい、つきました～！

飛ばしすぎじゃないから←

『えっと...此処で合ってるか...』

列に並ぼうとしたとき、腕を引かれる。

『！？！？』

誰か、と、顔を見ようと腕を引かれた方を見る。

わしと同じ低身長、フードを被っているが隠しきれていない金髪が僅かに覗いている。

向かっているところは楽屋の方で、姉さんであっているようだ。

『姉さん...？？？』

楽屋につくかつかないかくらいの場所でやっと声が出た。

振り向いた顔は何時も飽きるほど見ている顔。

だが、少しメイクをしてあるからか、雰囲気が違う。