【歌い手】男の人が怖いけど姉さんは仲が良い【96猫】 (ページ12)

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十話ページ12

96猫「本当やって！わしが嘘つくと思うか？」

え...？

『前にわしのタピオカ勝手に飲んだのに飲んでないって言ったじゃん。』

忘れたとは言わせないよ？

96猫「あ...」

忘れてたんだな。

『...酷い』

軽く睨む。

96猫「ごめんごめん！やけど、大切なことで嘘言ったと思うか？」

それは...

『ない...おもわ、ない』

そう言うと、満足げに微笑む姉さん。

姉さんが両手をバッと広げたそのとき。

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

あ、vip 店長たちかな？

『コゲ犬さんたちじゃないですか？』

どうしても、人が近くにいると思うと、敬語になってしまう。

96猫「あ～...帰って貰おうか？」

いや、別に...

『平気。少しなら』

少しなら、だからね！！？？

96猫「おん！」

そう言いながら、姉さんは玄関に出る。

vip 店長「お邪魔しまーす。あ、さっきの子！」

あ、覚えてくれているんだね...

『どうも』

わし、人苦手なんだけど...

コゲ犬「はじめましてー！コゲ犬でっす！」

わ、コミュ力高いね...

『あ、はい。46猫です。』

すると、vip 店長とコゲ犬は吃驚したように眉を潜める。

vip 店長「あ、店長ことvip店長です」

あ、知ってます←

『あ、はい』

わし、あ、はいしかいってない？

もっと話した方がいいかな？

96猫「眠い！寝る！バイバイ！」

あ、わしが無理なの気付いてくれたね。

コゲ犬「えっ、俺(ﾊﾞﾀﾝｯ」

わっ、閉められてやんのー←原因

数分経って、静かになった頃。

96猫「大丈夫？」

と、姉さんが心配してくれた。

『うん』

大丈夫な筈。