俺たちは人間じゃない【歌い手】 (ページ22)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:11,268 hit

坂田「祝！20話！なのに、俺らは出させてもらえんよ...(._.)ｼｭﾝ」咲々姫「ごめんなさい...」『ま、過去話だしね｡』坂田「早く終わらせないと「暇やあぁ」って人が出るよ？」咲々姫「...」『どうした？』咲々姫「方言分からなi((坂田「やめて！？言わんといて！？」あ、うん...」ページ22

母親「すみません、はじめはあんなに警戒してしまって...」

まぁ、それが当たり前だろう。

俺だったとしても警戒くらいする。

『大丈夫です、それが普通です』

ちゃんと、子供を守ってるのを見たら、安心したんだ。

母親「あなたも...見た感じ、そらると同じくらいの年齢に見えるけど...」

そらる？

『そらる、とはあなたの息子さんですか...？』

俺が呼んだ瞬間、ビクリと肩を揺らす少年。

母親「ええ...幼いながら、自分が置かれている位置が分かってるようで...」

頭がいいと言うことは、そこら辺が嫌になるだろう。

実際、俺も嫌だ。

『えっと...そらるくん？』

少年の方を見ながら聞いてみる。

そらる「...君要らない」

へぇ、君づけが嫌なんだね...

『じゃ、そらる。そらるは、何の能力か、分かる？』

母親は吃驚したような顔をした。

母親「私が、教えたことないので、分からないと思いますけど...」

母親が心配そうにそういった瞬間。

そらる「水」

水、か...

母親「え...？」

何故知っているの？とでも言いたそうな顔。

多分、そこら辺の本でも見たんだな...

よし...

『そらる、強くなりたい？』

自分で自分の身を守るくらいにならできる。

そう思って、聞いてみた。

そらる「！...うん！」

明るい笑顔で、そう言ったそらるは幼さが大分残っていた。