159人 ページ9
歓迎会中。
控えめに扉がノックされる。
そちらへと目を向けると、数名の生徒がいた。
中にはゆーまも居る。
｢はるてぃーさん｣
hr｢え？嗚呼、ちょっと待ってて。
…何？｣
部活関連なのか、はるてぃーと静葉は席を立った。
それよりも。
Aにとって、見覚えのある人物がいた。
『…深瀬様？』
｢え？
え、なんでA様がここに居るの？｣
『っ、ちょっと、私も一旦出ますね』
ガタ、と椅子が音を立てるのも構わず深緑の髪の男子生徒のそばによる。
『なんでここに居るんですか、深瀬様』
｢いや、俺のセリフ…え、はるてぃー、どういうこと？｣
hr｢いや、俺からしてみればお前らどういう繋がりだよ
たくぱん、様付けされてんの？なんで？｣
冷ややかな目線を送るはるてぃー。
他の部員と、教室の中からの目線も痛い。
『…知り合いですよ。ね、深瀬様』
tk｢そうそうそうそう。
様付けは、まあ子供の時の名残りみたいな？｣
ym｢はいダウトー！お前に限って絶対ない！｣
山田は深緑髪の生徒…たくぱんを指さしそう大声で叫んだ。
tk｢はあ？いや、なんで？
というか、とりあえずはるてぃー、俺らどうすればいい？｣
hr｢あ？もういいよ、お前らも歓迎会参加しとけ｣
適当なはるてぃーの言葉に｢えぇー｣と間抜けな声を漏らしたたくぱん。
しかしながら、きちんとはるてぃーの後ろを追い教室に入っていく。
｢…あ、僕はきゅーです！｣
お願いします、と男子にしては高い声で挨拶をされる。
Aは慌てながら、『どうも』とだけ告げ2人を置いていくように教室の中へと戻った。
ht｢…知り合い？｣
『あ、言ってなかったよね。
婚約者候補の1人』
ひとらんらんは一瞬固まると、｢へえー｣と意味ありげな声を漏らしながらたくぱんへと視線を移した。
たくぱんは、視線に気が付かずにはるてぃーたちに弄られている。
ht｢…そっか。邪魔はしないでよね｣
ぼそ、と呟いたひとらんらんの声は誰に届くわけでもなく空気に消えていく。
どこか、光を失ったようなゆったりとした闇の瞳はその先のたくぱんたちを吸い込んでしまいそうだ。
『…ひとらん？』
Aがひとらんらんの名前を呼ぶと、弾かれたようにひとらんらんはAを見た。
Aはひとらんらんを心配そうに見ている。
ひとらんらんの瞳には光が戻っており、先程の恐ろしい雰囲気は消え失せていた。
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ライムてにゃん(プロフ) - マリスちゃんやっぱりキャラデザとかも好きでしたが性格も好きです泣更新頑張ってください！ (2021年6月17日 22時) (
レス) id: 0453d1bfe4 (このIDを非表示/違反報告)
すごもり - できました！端末の問題だったかもしれません。申し訳ございませんでした… (2021年6月12日 23時) (レス) id: 5cac051a93 (このIDを非表示/違反報告)
すごもり - 名前変換、できません… (2021年6月12日 14時) (レス) id: 5cac051a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年6月12日 12時
