156人 ページ6
fb｢あろま、続けられる？｣
ar｢いや…じゃあFBに頼んでいい？｣
fb｢任せといて。｣
FB777はAを座らせ対面する席に着いた。
fb｢うーん、何から話せばいいのかな｣
悩んでいる様子のFB777を助けるようにAは『ゾム…様の話なんですよね？』と確認をとった。
fb｢あー、そう。ゾムさんの話なんですけどね
マリスさんって、分かりますか？｣
『マリス様は、友人でした』
綺麗な薄紫の瞳がゆったりとした丸みを帯び微笑んでいる姿が思い出される。
彼女は、友人だった。
そう、今では過去のこととなってしまう。
そうでないと、彼女の地位は汚される。
そんなAの考えも知らずにFB777は｢じゃあ、ゾムさんとマリスさんが仲良いのは知っていますか？｣と問われた。
それは知らない。
ゾムが誰と仲良くしているか、なんて気にしたこともなかった。
いや、気にはなっていたものの無駄な探りは避けていた。
素直に首を横に振ると、｢なるほど…そこからか｣と苦しそうな声。
『なにか、あったのですか？二人に。』
胸に嫌な不安が溜まっていく。
身体が重い。
そんなことが口調にも現れたのか、つい厳しい口調で言ってしまった。
ar｢いや、怪我とかではないんだけど…まぁ、簡単に言えばAちゃんの事だね｣
『私の事…ですか？』
ar｢うん。Aちゃんがいなくなった後、マリスさんが激怒してね｣
あろまほっとの言葉に信じられない、と目を見開くA。
まさか、彼女がそんなことをするなんて…
彼女自身、教育関係には厳しくマナー等はとても美しい人だった。
そんな彼女が、激怒する？
唖然としているAにKIKKUNは追い打ちをかけるように続けた。
ki｢その激怒は、ゾムへ向かってたんだよ｣
ゾムへ向かっていた。
本人から聞いた訳では無いが、マリスの様子を見れば分かる。
彼女はゾムが好きなのだろう。
そんな彼女が、Aの為に好きな人に厳しい言葉を投げかけた。
それを想像すると、物凄く胸が締め付けられる。
『私の、せい…ですよね』
fb｢いや、俺らは責めたくてこの話をしたわけじゃないんだよ｣
FB777の言葉に気分が下がりかけているAは目線を上げた。
サングラスの置くからは、優しい瞳が覗いている。
fb｢ゾムさんが、Aさんに会いたいって。｣
『…なんで』
Aは少し震える腕を抑え、そう声を絞り出した。
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ライムてにゃん(プロフ) - マリスちゃんやっぱりキャラデザとかも好きでしたが性格も好きです泣更新頑張ってください！ (2021年6月17日 22時) (
レス) id: 0453d1bfe4 (このIDを非表示/違反報告)
すごもり - できました！端末の問題だったかもしれません。申し訳ございませんでした… (2021年6月12日 23時) (レス) id: 5cac051a93 (このIDを非表示/違反報告)
すごもり - 名前変換、できません… (2021年6月12日 14時) (レス) id: 5cac051a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年6月12日 12時
