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『元気ですね』
隙間から盛れた光を浴び目を細めるAにはるてぃーたちは驚いたように目を見開いた。
kmg｢なっ、何でおるん？｣
慌てているこむぎたちを軽く無視し辺りを見渡すA。
代わりにというようにひとらんらんは説明を始めた。
Aが向かったのは不自然に膨らむ布団。
tk｢あっ、そこは___｣
止めようとしたたくぱん自身を止め、首を横に振るひとらんらん。
たくぱんは何かを感じ取ったのか、口を閉ざす。
『…うたさん』
uta｢…ん。｣
眠そうに目を開くうた。
uta｢…Aさん｣
身体を起こしたうたの手元には、例の禁書があった。
『うたさん、それ…』
uta｢え？…嗚呼、これ？何であんの？｣
自分でも不思議なのか、禁書を持ち上げ首を傾げた。
『ちょっと、借りていいですか』
uta｢嗚呼、はい、どうぞ｣
うたから禁書を受け取り持ち上げページを開く。
『…なるほど』
歪んでたはずの部分はハッキリと書かれている。
"謐丞ｳｶ"は"捏島"。
"迪ｿ螻ｱ"は"猿山"。
"繝ｭ繝懊Ο"は"ロボロ"。
"繧ｾ蜴ｶ"は"ゾム"。
知っている名前が一部あるが、読みづらいものだってある。
何より、夢と現実がリンクしていることすらよく分からない。
『…あー、もうダメだ』
どうしても名前を見ると彼らを思い出してしまう。
頭がごちゃごちゃとしてしまいそうだ。
絶対、彼らとは違うのに。
しかし、これがあるということは誰かの人生が綴られているはずだ。
ht｢…ロボロ、ゾム？｣
横から覗き見ていたひとらんらんが読み上げる。
『っ、ひとらんらん？』
焦り本を閉じたAにひとらんらんは本を取り上げた。
ht｢…見せてね？｣
黒い笑みにAは断れず首を縦に振った。
so｢…元気っすね｣
hr｢そうだね。てか、いつ知り合ったの？うたくんとAさん｣
『…まぁ、色々あって…ですよね？』
夢のことを話していいのかという疑問や、話してもどうせ信じて貰えないという疑心からそんなあやふやな答えが洩れる。
uta｢…そうですね｣
そんなAの意図を汲み取ったのか、うたはただ頷いただけだった。
ht｢A｣
嫉妬を隠そうとせずAをじっと見つめるひとらんらん。
Aは一瞬ぎこちなく目を逸らしたが、直ぐに『戻りましょうか』とドアへと向いた。
ym｢もう行っちゃうん？｣
『はい、うたさんと話したかっただけなので』
ペコ、と頭を下げるとAはそそくさと部屋を出ていった。
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ライムてにゃん(プロフ) - マリスちゃんやっぱりキャラデザとかも好きでしたが性格も好きです泣更新頑張ってください！ (2021年6月17日 22時) (
レス) id: 0453d1bfe4 (このIDを非表示/違反報告)
すごもり - できました！端末の問題だったかもしれません。申し訳ございませんでした… (2021年6月12日 23時) (レス) id: 5cac051a93 (このIDを非表示/違反報告)
すごもり - 名前変換、できません… (2021年6月12日 14時) (レス) id: 5cac051a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年6月12日 12時
