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ke｢はぁっ、はぁっ、何あれ？｣
汗を拭いながらうたへと目を向けるケイタ。
肩で息をしているうたは重たそうに自身の顔を持ち上げると、｢俺も、よく分からないんですけど｣と話し出す。
uta｢嫌な予感がするんですよね、あの子。
何より血塗れだし｣
うたの言葉にソワソワとしていたひとらんらんがピシリと体を固めた。
顔は真っ青になっていき、手は震えている。
ht｢…血まみれ？｣
恐らく、死角にいて見えて居なかったのだろう。
ひとらんらんは限界が来たようにしゃがみこみ、｢無理無理無理｣と何度も唱える。
カタカタと震えるその隣にAは腰を下ろすと、優しく背中を撫で始めた。
rk｢…じゃあ、さっき言ってた猿山って人が探しているのがあの子っていうのは無いの？｣
少し大人しいロックの声に｢あー…｣と言葉を濁したうた。
uta｢違うみたいなんですよね…
なんて言ってたかな、こねじま？｣
『…コネシマとは違いますか？』
uta｢あ、そう、そんな感じです｣
Aは一瞬驚いたように目を丸くさせた。
名前が一緒…？いや、偶然だろう。
彼は小学生じゃないのだから、たまたま名前が一緒なだけだろう。
uta｢まぁ…とりあえず、1度は猶予があるみたいなんで、気をつけてくださいね。
俺はもう何度も会ってるんで死ぬかもしれないから｣
hr｢え？うたくんやばくね？｣
うたはうんざりとして表情で｢やばいよ、普通に｣とため息をついた。
ym｢…山田見てないんだけど｣
｢誰を？｣
後ろから降ってくる声にひとらんらんの声にならない叫び声が空気を震わす。
Aが目を向けると、そこには驚かせる気がなかったのか、逆に驚いているそーがいた。
so｢なんであんたらがそんなに驚いてんですか｣
『ごめんなさい、色々あって気が動転してるんです』
so｢追われた感じですか？｣
何かを知っている様子のそーに皆の目線が集まる。
so｢ほら、考えてみてくださいよ。
俺らは知らない時、何で調べます？あ、スマホない時っすよ。
ま、本ですよね｣
どこか誇らしげにするそーの頭に本がトン、と置かれる。
｢初めは俺が言ったんですよ、勝手にそーさんの手柄にしないでください｣
そう言いため息をついたのはゆーまだった。
hr｢お前らそこで行動してたの？｣
yu｢なんというか…たまたま会っただけですけどね｣
ゆーまの脇腹にはねずみ色が塗られていて、その足元には赤が飛び散っていた。
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ライムてにゃん(プロフ) - マリスちゃんやっぱりキャラデザとかも好きでしたが性格も好きです泣更新頑張ってください！ (2021年6月17日 22時) (
レス) id: 0453d1bfe4 (このIDを非表示/違反報告)
すごもり - できました！端末の問題だったかもしれません。申し訳ございませんでした… (2021年6月12日 23時) (レス) id: 5cac051a93 (このIDを非表示/違反報告)
すごもり - 名前変換、できません… (2021年6月12日 14時) (レス) id: 5cac051a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年6月12日 12時
