180人 ページ30
ht｢つまり…よく分からない世界に紛れ込んだってこと？｣
hr｢可能性としてはありますけどね｣
｢おい、はるてぃー。何かあった？｣
新たな声。
その声は、聞き覚えのないものだった。
目を向けると、青い瞳とかち合う。
｢…ども｣
eoh｢あ、君…一年の｣
｢あ、うたです｣
ぺこ、と軽く会釈をするとうたは｢はるてぃー、他のメンバーしらね？｣と辺りを見ていた。
hr｢え、うた一緒に居なかったの？｣
uta｢いや、俺は一人で行動してたけど｣
うたの身体には緑や紫のインクが付着している。
hr｢なに、お前たくぱんとかゆーまにやられたの？｣
uta｢うん、ボーっとしたらやられた｣
うたは眠そうに欠伸をしてA達へと目を向けた。
uta｢…貴方たちは、"先生"に会いました？｣
うたの静かな言葉に一同は首を傾げた。
kc｢eoheohさんなら居るけど…｣
uta｢…いや、猿山らだ男とかいうニット帽の先生｣
うたの言葉にふと記憶に思い出すのはAの師匠の一人。
笑顔の綺麗な人だったが、叫び声で鼓膜がやられるのは勘弁して欲しかった。
rk｢そんな先生、居なくない？｣
uta｢うん、居ないよ｣
うたが何を伝えたいのか、分からなくて困惑の空気が流れる。
uta｢なんか、小学校の先生なんだってさ｣
zs｢小学校…？なんでここに居るの｣
uta｢それは分からないんだけど｣
うたは困ったように眉を下げた。
uta｢誰かを、探してるみたいなんだよね｣
その誰かは分からないけど、と付け足すうた。
そのとき、ヒタ、ヒタ、と足音が聞こえてくる。
それと共に聞こえてくるのはか細い歌声。
声の高さからして、女性…いや、女の子のものだろう。
uta｢っ、やば、隠れるよ｣
うたの言葉に何も分からずにそれぞれ散って隠れる。
｢…っかっか〜｣
か細い声…でも、どこか楽しそう。
｢どこにいるの〜？ここに居るのは分かってるんですよー？｣
声色的に、小学生だろうか。
ヒタヒタと足音が動く。
…しかし、それはA達のいる部屋の隣からだった。
ke｢…やばい気がする、逃げよう｣
小さなケイタの声に皆頷く。
静かに移動を開始する。
廊下に出ると、赤い点々が至る所に散らばっていた。
uta｢…はやく、逃げるよ｣
うたはそう言うなり音もなく走り出す。
皆も慌ててそれを追い出す。
少女から感じる嫌な気配はだんだん遠のき、遂には気配が消えた。
安心すると共に着いたのは、図書室だった。
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ライムてにゃん(プロフ) - マリスちゃんやっぱりキャラデザとかも好きでしたが性格も好きです泣更新頑張ってください！ (2021年6月17日 22時) (
レス) id: 0453d1bfe4 (このIDを非表示/違反報告)
すごもり - できました！端末の問題だったかもしれません。申し訳ございませんでした… (2021年6月12日 23時) (レス) id: 5cac051a93 (このIDを非表示/違反報告)
すごもり - 名前変換、できません… (2021年6月12日 14時) (レス) id: 5cac051a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年6月12日 12時
