179人 ページ29
ym｢ばっか、黙って((わぶっ！？｣
声が悲鳴を含むような驚愕の声に遮られる。
それは、山田の顔に何かが当たったからだ。
ポタリ、と山田の頬を伝う水のようなもの。
ym｢っ、くそ｣
月明かりに照らされ見えた色は赤だった。
驚き声も出ないAたちを無視して、山田は噛み付くように叫び出した。
ym｢おいはるてぃー！今のはなしやろ！｣
hr｢いーや、ありだね。油断してた山田が悪い｣
山田の視線を追うと、やけに完成度の低いプラスチックの銃を手にしたはるてぃーが立っていた。
ht｢…水鉄砲？｣
hr｢ああ、皆さんもいたんですか。そうですよ、水鉄砲にインク混ぜただけです｣
はるてぃーの言葉にAは視線を山田の足元へと移す。
確かに、血のようなベッタリとした感じはなく、むしろサラサラと落ちていくようだ。
hr｢…え、なんか誤解させちゃいました？｣
tt｢はるてぃーさん、なんで赤なんすか…｣
驚いた、と胸を抑えつつインクだったことに安堵のため息をつくTつぐ。
hr｢俺のイメージカラーが赤なんすよね｣
イメージカラー…
そんなものが決まっているのか、と驚く様子を見せるA。
しかし、確かにはるてぃーの身につけているものは赤であることが多かったような気もする。
kc｢お、俺と同じじゃないすか！｣
仲間、と肩を組むKC。
しかし、はるてぃーの困惑っぷりを見るとそこまで仲良し！という訳でもないらしい。
KCのテンションに追いつけないためか、困ったようにAに助けを求めるはるてぃー。
『…KCさん、とりあえず肩組むのやめましょうか』
kc｢えー｣
不満そうに口を尖らせながらもきちんとやめるKC。
eoh｢…禁止な、それ｣
hr｢ええっ！？いいじゃないですか、ここ校舎じゃないし｣
はるてぃーの言葉に｢え？｣と皆の声が被る。
ここは校舎ではない？
それはありえない、だって建物から出ていないのだから…
hr｢あれ、気がついてませんか？ここ、違う学校みたいですよ。
その証拠に、ホコリ被ってたりヒビ入ったりしてるんで。｣
そう言いながらはるてぃーは窓枠に指を滑らせた。
確かに、ホコリが溜まっているようだ。
hr｢まぁ、確かに地図は似てますけどね｣
どこか得体の知れない所へと送り込まれた。
Aたちがそれを処理するのは素早かったが、理解するのは困難だった。
そして、理解すると共に言い表せられないほどの恐怖感に包まれた。
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ライムてにゃん(プロフ) - マリスちゃんやっぱりキャラデザとかも好きでしたが性格も好きです泣更新頑張ってください！ (2021年6月17日 22時) (
レス) id: 0453d1bfe4 (このIDを非表示/違反報告)
すごもり - できました！端末の問題だったかもしれません。申し訳ございませんでした… (2021年6月12日 23時) (レス) id: 5cac051a93 (このIDを非表示/違反報告)
すごもり - 名前変換、できません… (2021年6月12日 14時) (レス) id: 5cac051a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年6月12日 12時
