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kc｢…あれ？｣
KCが声を漏らし、不思議そうに首を傾げる。
rk｢どうしたの？｣
kc｢いや…迷ったわ｣
ケラケラと笑うKC。
嘘でしょ、と顔を歪めたeoheohにKCはさすがに黙った。
eoh｢…ん？でも、俺もここ知らねぇな｣
どこだここ、と辺りを見渡すeoheoh。
Aはこの数日間で培った地図を脳に思い出す。
『…ここは、どこでしょう』
とりあえずそれが分からない以上考えようが無い。
最寄りの教室を見れば、そこには放送室と記されていた。
『放送室…？』
確か、放送室は…
と思い出そうとするAに｢あ、それなら俺分かるよ｣とぴくとは手を挙げた。
pk｢だったらこっちに…うん、化学室あったから合ってると思う｣
ぴくとの意外な地理把握能力に驚きつつ化学室へと足を向ける。
ht｢うっわ、標本あるじゃん｣
そう言い嫌そうに顔を歪めるひとらんらん。
ke｢…先生いないね｣
ケイタの言葉に謎で包まれた水素の歌を思い出す。
ma｢コイツ、動かねぇのかな｣
そう言い標本をつんつんと突くまっちゃん。
zs｢やめなよ、壊したら弁償だよ？｣
ma｢あー、それは面倒だな｣
まっちゃんは仕方ないと言いたげにその場を離れた。
机にあるビーカーも特に支障はない。
強いて言うのであれば、よく分からない液体が中に入っているくらいだろうか。
rk｢実験中に席外すって…信じられない｣
呆れたようにそう言うロックにAは頷き同調する。
eoh｢にしても気味悪いな…次行く？｣
面倒くさそうに大きな欠伸をひとつこぼし、eoheohはそう言った。
｢〜あ、｣
…誰かの声。
誰の声だ、と警戒心が増す。
自分たち以外に肝試ししている者がいるのか？
だんだん近づいてくる声にAたちは机の下へと潜り込み、ドアをじっと見つめる。
｢っ、っざけんなよ｣
聞き覚えのある声に｢え？｣とひとらんらんの声が漏れる。
それに気がついたのか、入ってきた人物はAたちの隠れる机へと寄ってきた。
｢…あれ、ひとらんとAじゃん｣
『…山田さん』
そこに立っていた山田は汗に濡れていて、汗を含んだ髪が鬱陶しそうに顔に張り付いている。
ym｢…なに、他のクラスのやつらもいんじゃん…じゃなくて！ちょっと隠れさせて｣
そう言いA達の方へと回った山田。
机に隠れて見えなかったが、その足元は血のようなもので濡れていた。
ht｢ひっ、｣
叫びそうになったひとらんらんの口を山田は慌てて塞いだ。
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ライムてにゃん(プロフ) - マリスちゃんやっぱりキャラデザとかも好きでしたが性格も好きです泣更新頑張ってください！ (2021年6月17日 22時) (
レス) id: 0453d1bfe4 (このIDを非表示/違反報告)
すごもり - できました！端末の問題だったかもしれません。申し訳ございませんでした… (2021年6月12日 23時) (レス) id: 5cac051a93 (このIDを非表示/違反報告)
すごもり - 名前変換、できません… (2021年6月12日 14時) (レス) id: 5cac051a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年6月12日 12時
