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｢私も聞きたいわね。ひとらんは？｣
ht｢はぁ、どうせ拒否権ないんだろ？聞くよ｣
胡座をかき面倒くさそうに瞳にランを映すひとらんらん。
tw｢…って言っても、俺から言えること少ないんですけど｣
｢いいのいいの、何でもいいから｣
ランは楽しみと言わんばかりに目を輝かせる。
tw｢まぁ…何でしょうね、元々仕事として来たんですよね｣
towaco曰く、仕事というのは本当に会社員だったと言う。
会ったのは、会社で。
その会社は、ランの親が経営する会社だったのだとか。
｢…そうだったわね、貴方の腕を認めたのよ、私が｣
｢そんなこともあったわね｣
｢いやいや、貴方があの時あの様にしたから…｣
話が進む度に懐かしい、と思い出を語るラン。
正直話は全然進まず、朝towacoと話していたことは恐らく言えていないのだろうが、時間がやってきてしまった。
ランは満足そうに微笑んでいる。
…話は進まなかったものの、ひとらんらんも知らない両親について知れて心做しか嬉しそうだ。
towacoも二人の幸せそうな表情に柔らかく微笑んでいる。
凛々しい顔つきからは思いもよらないほどの柔らかさ。
Aはただ一人、蚊帳の外にいるような気がしてならなかった。
昨日会ったばかりの人。
居心地は良いが、心が信用して良いのか、と揺らいでいるのは自身で気がついていた。
三人には、きちんと互いを思い合う気持ちがある。
Aは？
来たばかりでまともに彼らのことを知らない。
彼らとの間には、大きな壁が存在しているのだ。
｢…そうだ、Aちゃん｣
ランが思い出したように手をパチン、と合わせAへ目を向けた。
｢メメントリ、って呼ばれる子達知ってる？｣
『メメントリ…？知ってますけど』
今日教えて貰ったばかりだ。
はるてぃーをリーダーとした仲良しグループ。
良く言い合いやら喧嘩やらをしている為本当に仲良しなのかは不明ではあるが…
そんな彼らが、どうしたのか。
｢あの子達、近頃家に来るから｣
『…え？』
ht｢ちょっと母さん、聞いてないんだけど｣
ひとらんらんも初耳なのか、机を叩きながらランを睨みつけた。
｢親御さんたちが出張らしくてね…仕方ないでしょう？｣
お願い、と顔の前で手を合わせるラン。
ひとらんらんはため息を着くと、｢A、良い？｣と問いかけた。
彼の中では仕方ない、と割り切れたらしい。
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ライムてにゃん(プロフ) - マリスちゃんやっぱりキャラデザとかも好きでしたが性格も好きです泣更新頑張ってください！ (2021年6月17日 22時) (
レス) id: 0453d1bfe4 (このIDを非表示/違反報告)
すごもり - できました！端末の問題だったかもしれません。申し訳ございませんでした… (2021年6月12日 23時) (レス) id: 5cac051a93 (このIDを非表示/違反報告)
すごもり - 名前変換、できません… (2021年6月12日 14時) (レス) id: 5cac051a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年6月12日 12時
