二十七話〜過去編〜 ページ36
No side
『お母さん...』
少女は泣きながら、母親の帰りを待つ。
母親が事故に遭い、死んでいるとも知らないで。
「おら、酒買ってこい酒！」
父親である男は、少女を蹴りつける。
少女にお酒なんか買えるわけもないのに。
『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい...』
少女が十歳になったとき。
少女は唯一の仲間だった母親の死を知った。
そして、その頃だった。
警察から、電話がきた。
生憎、家に父親がいない。
少女が出た。
『もしもし』
恐る恐る、聞く。
警察「桜水さんの身内さまでございますか？」
お父さんの？
そう思いながら、少女は「はい」と答える。
話を聞くと、父親が人を殺したらしい。
方法は分からない、と。
後に、この"方法"が、"能力"と知られたのは、能力者が現れてからだった。
まぁ、そのことは置いといて、そのようなことが起こったことで、少女は虐められるようになった。
近所の人と会ったら嫌味、同級生からは精神、肉体的虐め。
少女は何度も死のうと思った。
しかし、少しの友達で我慢した。
少しの友達がいるから。
そうおもっていた。
友達も、死んだ。
少女は悟った。
"これは、私のような能力者が行ったのではないか"
少女は彼女になり、それでもそう疑って仕方がなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
子狐(プロフ) - 闇は?の続きが凄く気になる...wこれからも頑張ってください!!(*^_^*) (2019年1月24日 23時) (
レス) id: 534cde5013 (このIDを非表示/違反報告)
Peach - ＼(＾ω＾＼／＾ω＾)／イェイ (2018年12月1日 19時) (レス) id: d478deeb02 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜夕莉 - ＼(＾ω＾＼Ξ／＾ω＾)／イェイ！イェイ！ (2018年12月1日 11時) (レス) id: 2f277679f5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：咲々姫 | 作成日時：2018年8月8日 13時
