75個 ページ25
A side
ある程度揃えて家に帰る。
配送までしてもらい、あっという間に私の部屋は生活が十分に出来るようになった。
そんなこんなをしていれば既に日が暮れていた。
shr「夜ご飯だって。」
閉められたドアがノックされる。
返事だけ返し整理された自室を見たあと部屋を出る。
廊下にはシャケ君が立っていた。
shr「じゃあ行きますか」
シャケ君に頷きリビングへと向かう。
シャケ君に先へ行ってくれと促したとき、少し違和感を感じる。
なんで？
首をかしげなからも部屋に入ると大きな音と火薬の臭い、紙吹雪。
「ようこそ、我が家へ！」
大きな笑みを浮かべる色盲さん。
驚きながらも素直にリビングに入る。
「わ、あまり驚かないんだね」
そう言い色盲さんは少し不満そうに口を尖らせた。
驚いて言葉がでなかったと言うのが事実なんだけど。
shr「だから言っただろ？」
「楽しくないー」
どうしようか...色盲さんが年下に見えてきたんやけど。
末っ子気質？
とりあえず席に座ると美味しそうなご飯が並べられていた。
「えへへ、奮発しちゃった！」
男とは思えないかわいさ。
なんやねん、この人...
shr「んじゃ、いただきます」
「無視！？」
わーわーと騒ぐ二人を見ながら勝手にご飯を食べ始める。
おいしいわ。
というか、二人は親子っていうより兄弟の方がしっくりくるのなんでやろうな。
皆で机を囲みながら話していると意外と直ぐに馴染めて、話始める。
最近あったことや好きなもの、好き勝手に話す。
shr「あ、そういえば明日Nakamu達来るから。」
「えー、明日仕事ー。会いたかったのに」
shr「はいはい、仕事頑張ってくださいねー、Aさんはどうする？」
うーん、特にすることないんやけどなぁ
shr「...Aさんがいいなら、一緒に遊びます？
って言っても、ゲーム程度しかすることないですけど。」
『え、それが良いなら一緒にゲームしたい』
シャケ君は頷き「伝えときますね」とスマホを取り出した。
夕食が終わる頃。
話をしていると、連絡が入る。
後ででもええか、とスマホの電源を切り机に置く。
そしてそのまま話を続けた。
「おや、もう夜が遅い。さっさと風呂に入って寝よう」
色盲さんの言葉で各々動き始める。
先にシャケ君が入ると言っていたので、部屋へと戻った。
先にパジャマを用意しておく。
ふと連絡のことを思いだし、スマホを手に取り連絡を見た。
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年1月14日 22時
