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sho side
「で？シャオちゃん、あの子誰なん？」
生徒会に囲まれて尋問されとる俺。
可哀想すぎやろ。
目の前の大先生は楽しそうに笑っとる。
うざ。
「彼女居ったら悪いんか。」
ut「ほんまに言うとんの！？」
ふい、と顔を背けると「うせやろ」と焦った様子を見せる。
はっ、ざまぁ。
zm「不人気やのに...」
「おい。」
はぁ、とため息をつくと「これ、マジの顔やで」といらんことを大先生は言う。
gr「...本気か？」
顔をあげるとその赤と目が合う。
「なんや、人を好きになったらあかんのか。」
gr「...嫌、何でもない」
何か含みのあるグルッペンに違和感を感じながらも頷く。
sho「で？帰ってもええやろ？」
cn「あ、一つええですか？」
sho「あ？はよしろや」
Aん家に寄りたい用事あるんやけど。
cn「あの女性、らっだぁさんたちと来とった人やろ？」
その言葉に肩が揺れる。
なんで、コイツ...
cn「服同じやなかった？なぁ、ショッピくん」
shp「知らへんわ。俺見とらんし」
cn「なんでぇ」
気のせいやったんかな、と口を尖らせるチーノ。
バレへんか、と思ったがオスマンの「ふぅん？」と言う言葉でバレたと気づく。
何でコイツこう言うとき勘が鋭いねん。
os「ま、俺からは何も言わないめぅ〜」
楽しそうに、しかし弄ることも忘れずにやにやと俺を見てくるオスマン。
最低やな、ほんまに。
どこが紳士なんか、分からへんわ。
tn「まぁ、それはええとして、ほんまに気ぃつけろや。
生徒には"ばんび"がお前であることは気づいとるみたいやし、探されるかもしれへんぞ」
「別に、俺が助ければええやろ」
kn「そんな簡単やとは思えへんけどな」
黙っていたコネシマが口を挟んでくる。
つまんねぇと言わんばかりの顔でスマホを弄っとる。
くっそ、なんでそんなに様になるんや...！
「...で、帰ってもええか」
tn「...グルさん」
gr「まぁ、良いだろう。」
名前を聞きたそうにしたグルッペン。
理由は大方分かる。
俺はずっと、女に興味なさ気にしとったから気になったんやろ。
ま、女に興味がないんやなくて、A以外の女に興味なかっただけなんやけど。
生徒会室を出た俺に廊下で待てと言われる。
振り返ると大先生が居った。
ut「なぁ、俺からも一つ、ええか？」
「なんや」
ut「俺、あの子と会ったことあるか？」
ぴく、と反応してしまう。
しかし、「どうやろうな？」と濁し直ぐ様その場から逃げた。
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年1月14日 22時
