51個 ページ1
『すみません』
お金を渡し小さいボールを貰う。
md「...ﾔﾙﾉ?」
『うん』
どりみーは興味がありそうに近寄ってくる。
一発目。
当たった。
二発目。
当たった。
三発目、四発目も当たる。
最後の一球。
でも、あの景品は四発のもの。
そことなく手首を捻り離す。
最後の一球は外れ、四発の中から景品を選んでと促され、目につけていたものを手に取る。
md「ｵ､ｿﾚ?」
『うん。あげるよ』
md「ｴ?」
掌サイズの緑色をした怪獣のようなキャラクターのキーホルダーをどりみーに渡す。
どりみーは私とキーホルダーを見たあと、「ｱﾘｶﾞﾄ」と受け取った。
rd「あ、ちょっと二人とも、目を離したらすーぐいなくなるんだから！」
少し怒ったぞ、と言いたげに言ってくる。
『まぁまぁ。ね、行きましょう』
rd「君らで足止め食らってるんだけど」
知らないと無視すると「無視...？」と切なそうならっだぁ先輩の声が聞こえてくる。
面白くてクスクスと笑うと隣できょー先輩が大笑いした。
ある程度校庭は回り終え、校舎内に入っていく。
ru「何処行く〜？沢山あるけど」
『レウさんは甘味いいの？』
ru「う〜ん、太るから...」
con「女子じゃん」
楽しそうに笑うコンタミ先輩。
一階は一年生の教室だったから、結構加減が分からないのか考えが固いものが多い気がする。
まぁ、私のところもそうだっんやけどな。
rd「あ、俺ちのさんと約束してんだよね〜」
kyo「嗚呼、チーノさんね」
そーそー、と会話する二人。
ほんま、ここの人ら人脈広そうよな
皆で入ったのは執事喫茶。
看板曰く生徒会が二人いるらしい。
お陰で大混雑。
満員御礼やな、感謝しろや
ようやく順番が来て席に促される。
席に座ってメニュー表を見るとオムライスやらカレーやら、結構好きな人が多いものばかり。
だが、結構作るの面倒くさそう。
良くやってるよな、なんて思いながら珈琲を頼む。
他の皆は普通にご飯だとか、お菓子だとか頼んでいる。
男子生徒はぺこ、と頭を下げて奥へと入っていった。
らっだぁ先輩がダル絡みしてたからかな。
そう思いながら背中を見ていると、あ、と思い出す。
確か、生徒会やったな、あの子も。
名前なんやっけ...
ショップみたいな感じの...
rd「ショッピくんに逃げられたんだけど〜」
そうだ、ショッピだ。
記憶力ごみかな？
老化が始まっとるんかもしらん、危ないなぁ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年1月14日 22時
