58個 ページ8
「ええー、狐ペアがいちごさんと
ルー、ヴォルフ...
狼、かぁ...
好きなんかな？
というか、シャオロンと考え同じやったなぁ
「それでは、早速行きましょう！
第一問！告白してきたのはどっち？」
え、なんや、こんな簡単なんか
さっさと"ばんび"と書く。
シャオロンの方も書き終えたのか、仮面越しに目が合う。
「それではいきましょう、どうぞ！
...おお、どちらのペアも彼氏さんから、ということで双方に1ポイント！」
まぁ、自分等のことやし覚えとるよ。
「それでは第二問！初めて会ったのはいつ？」
...会ったの？
気がついたときには一緒に居ったし、脳的にはずっと昔から...
どうしようか、悩んでいる内に隣のペアは書き終える。
シャオロンも何もないように書け終えている。
仕方ない、賭けで行くか。
文字を流れるように書き答え合わせが始まる。
「答えは...両方とも会っています！
狐ペアは"数えきれないほど前"、狼ペアは"小学生"です！
数えきれないほど前とはどれほどなのか、気になるところではありますが第三問！」
元気やなぁ、このMC。
「愛しい愛しい相手と、次にお揃いにしたいものは何？」
次に、お揃い...？
お揃いかぁ...
ぬいぐるみとかはあんまり要らへんし。
かといって、名字はお揃いになったことあるし。
んー、せやなぁ...
強いて言うなら"鍵"とか？
遠回しやから当たらなさそうやけど、まぁええよな...？
書き終えると少ししてから答え合わせが始まった。
「これは...おおっと、ここにて２ペアとも外れ！
いや、しかし狐ペアは審議が入りそうですね...！」
え、と思いシャオロンのモニターを見る。
そこには、"住所"とかかれていた。
「鍵と住所。
どちらも一緒に住みたい、という表れのようです...ということで、狐ペア1ポイントゲット！」
わぁ、と盛り上がる。
なんなんこれ...
というか、去年とかなかったやろ、これ。
何でこんなんつくってもうたん？
人はうるさいわ、何気に恥ずかしいわ...
「さて、これにて"揃わせろ！イチャイチャな思い出クイズ"は終わりになります！
続いては"ドキッ！胸のときめきが止まらない！ロマンチックなドラマ"です！」
もはや意味分からん。
何考えとんねん、アホか？
いや、ここ馬鹿校やからしゃあないんやけどな。
はぁ、と小さくため息をついた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年1月14日 22時
