10個 ページ10
１日が終わり帰ろうとしたとき、教師に止められる。
話を聞くと部活は絶対参加らしい。
どうしようと悩んだがとりあえず回ることにした。
始めは...
とりあえず文化部行くかと教師に貰った地図を手に演劇部に向かう。
中からは発声練習が聞こえる。
「じゃあー、次は...あ、はじめまして！」
仕切っていた人が近づいてくる。
女性かと思ったけど、身の引き締まりかたが男性だ...
って、もしかせんでも私変態？
演劇部が直ぐ様一列に並ぶ。
「どうも、演劇部部長、二年の死神です！」
どんな名前だよ、と思いながらも軽く会釈する。
演劇部。
モデルだったことを活かすなら此処だろうな。
sng「ほら、一度やってみよう！」
え、と声を出す前に台本を渡される。
なにこれ...
オリジナルストーリーらしく知らない内容。
しかし、見た感じの印象をすぐに掴めるため良さそうだ。
言われた通り台本を読む。
読み終わったら皆が黙っていて少し恥ずかしくなる。
モデルと言う立場に立ってたから、目立ちたがり屋なのは変わらないようで。
sng「すっっご！」
思ってた返答と違い困惑する。
誉められ手を繋がれ上下に振られる。
か、肩痛い...！
『ぁ、あの！他のところ行くんで、マジで...』
そう言うと呆気なく放してくれる。
sng「是非、入部を！！」
死神のその言葉を背に歩く。
次は...吹奏楽部か。
足を向け歩く。
吹奏楽部に入りやるもあまり感覚的に出来なかった。
う〜ん...和音だとか良く分からない...
耳を使えと言われたが良く理解できない。
次は〜...文化部は無いのか。
運動部に行くことにして始めに合気道部に向かう。
大きな声が聞こえる。
中を覗くと男子生徒が多い。
まぁ、そうだよね。
顧問の先生に手招かれ隣に立つ。
一応マネージャーは居るようで女子生徒がスポーツドリンクを用意しているのが見える。
「きょー、トラゾー。此方来い」
組んでいた二人が手を止め此方を向く。
うわぁ...こわ。
二人は...いや、きょーと呼ばれた方が。
私をじろじろと見てくる。
kyo「なんや、コイツ」
「おい、きょー」
kyo「さーせん」
顧問は私が転校生と知っているのか部活紹介をしろと無理を言う。
え、見てるだけでええんやけど...
どうしようと思うときょー先輩は自分を睨みながら紹介を始めた。
kyo「俺はばどきょー。合気道部部長や。此方がトラゾー。副部長な」
そういいトラゾーを指した。
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年1月1日 0時
