38個 ページ38
ru「もう...疲れたよ」
疲労困憊のレウさんを見て苦笑いする。
そんな私もだいぶ疲れている。
『あと少しだからさ』
レウさんの肩を叩き歩く。
ようやく出てこれたとき、目の前に待ち構えていた青鬼に叫んでしまう。
「おぁ？なんや、一番目の脱出者お前らかよ」
顔をあげると青鬼の頭をとる。
中からはきょー先輩の顔が覗いた。
『きょー先輩だったんですね...というか、一番なんですか？』
kyo「おん。みーんな、中でダウン。別に捕まえる、だとかはしとらんのやけど、らっだぁが好き勝手しとるらしくてな」
なるほど、と苦笑いする。
kyo「...お、ぺいんとさんたちもクロノアさんに合流したみたいやで」
ru「ん、クロノアさんに会ってないね」
kyo「アイツは脱落者専用やからなぁ...
ぺいんとが気絶したみたいやし、はよいったり」
気絶...
頭を下げてから入り口へと戻る。
入り口にはぺいんとと死神とクロノア先輩がいた。
sng「あ、レウクラウドさん、Aちゃん！」
『クロノア先輩、どうやらぺいんとがお世話をかけたみたいで』
未だ気絶しているぺいんとの頬を指でブスブスとつつく。
krn「いやぁ、俺は大丈夫なんだけどね...」
『あれでしょ、ぺいんと。
猿みたいな悲鳴』
sng「んふっ...そ、そうですね？」
死神は笑いをこらえながら肯定してきた。
krn「じゃあ、俺は仕事に戻るから」
ru「ありがとうございましたー」
仕事に戻っていくクロノア先輩にお辞儀をしながらぺいんとを起こす。
『おいこら、ぺいんと、邪魔なんだから早く退くよ』
pe「ん"〜」
『んーじゃなくて。』
肩を揺らすとゆっくりと目を開いた。
pe「ぅう...ぃやだぁ」
『嫌じゃなくて。子供か。』
渋々起き上がるぺいんと。
『ん、起きて。迷惑かかるから』
親子連れには指差されるわ、待っている人たちには見られるわ最悪だよ。
pe「うぅ、怖かったぁ...」
『え、泣き顔晒すの？』
pe「あの...っ、あのさぁ」
笑うぺいんと。
呆れているような言い方だが、怖かったことは忘れたようで普段と同じになっていた。
次はトラゾー先輩とコンタミ先輩の教室へと向かう。
書かれているのはスパイゲーム。
よくあるレーザーを避けるやつらしい。
ここも人気らしく並んでいた。
『ここも二人の協力プレイだね。次はどうする？』
sng「じゃあ...僕はレウクラウドさんといきますね。」
レウさんを見ると良いらしいので私はぺいんとと一緒に行くことになった。
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年1月1日 0時
