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rb「ただいま〜、って、まだ居んの？」
pe「うっわ、こんな時間！」
時計を見たぺいんとが慌て出す。
『あ、紙どうすればいい？』
説明に使われた紙を持ち上げると「そこら辺に置いといて！」と言われる。
紙を重ねて机の上に置き、身支度をする。
pe「ごめん、本当遅くなっちゃって...」
『大丈夫だよ、別に』
kyo「Aは俺と帰ろか。送ってやる」
rd「え〜、きょーさん〜？不安なんだけど」
kyo「お前はいつもみたいにさっさと帰って彼女と通話しながら寝落ちしとけ」
rd「なんで知ってんの！？」
きょー先輩とらっだぁ先輩のやり取りを何も考えずに聞いていたが違和感を覚える。
『なんできょー先輩私の家知ってるんですか』
kyo「生徒会長特権〜」
『うっわ、プライバシーの侵害ですね、分かりました』
kyo「プライバシーもクソもねぇわこんな世間」
con「きょーさん言うねぇ」
けっ、とそっぽ向くきょー先輩に笑いながらコンタミ先輩は言った。
pe「え、俺送るよ？」
『いや、良いよ。きょー先輩送ってくれるらしいし大丈夫。
なんかあったら盾にでもして逃げるよ』
笑うとぺいんとは心配そうにしながらも口角をあげた。
結構この一日で仲良くなった気がする...
うん、怒ったこともあったけど、あれやから。
喧嘩するほど仲がええっちゅうことや。
支度を終えぺいんとの家を出る。
家前で皆と別れる。
『きょー先輩って此方方面なんですか？』
登校中あったことないんですけど、と続けると濁すきょー先輩。
...ん？
『え、此方じゃないんですか...？』
kyo「いやぁ...ちゃうんや」
『なにがちゃうねん、逆やったんならまだ間に合うやろ！？』
kyo「んはは、安心せぇ、どっち道此方や」
『はぁ、焦ったじゃないですか...』
kyo「Aは関西人なんか〜」
びく、と体が固まる。
焦りすぎた...
目線を反らす。
これは、賭けに出るしかない。
『あの、この件はご内密に...』
kyo「嗚呼、ええよ。」
あまりにもすんなりと理解してくれるきょー先輩に一周回って無になる。
kyo「なんの感情やねん、それ」
顔を見て笑い出すきょー先輩に怒る。
それでも笑い続けるきょー先輩。
その後は最近の話をしながら歩く。
『あ、私此処です』
kyo「ん、はよ寝ろよ」
家に入り急いで二階に上がり窓から覗く。
きょー先輩は確かに今来た道を戻っていった。
申し訳ない気持ちが自分のなかに残った。
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年1月1日 0時
