28個 ページ28
勉強会を始めて早二時間。
勉強をやる気配もなく、一部はゲームをしていた。
rd「あ〜、きー、てない！」
krn「お、本当ですか？」
kyo「後ろ〜」
pe「あ"〜！」
一部で四角いゲームやってるんですけど...
なんで皆パソコン持ってきてるわけ？
con「うるさいねぇ」
ru「本当に」
ぺいんとたちなんかは全員参加してるし。
本当何やってんだよ...
rb「ぺいんと兄さん、勉強会してくるね」
pe「うぇっ！？あ、うん、分かった〜！」
ぺいんと兄さんって呼ぶのか...
なんや、かわええやん。
まぁ、好きではないけど。
con「Aはゲームとかしないの？」
『あー...しますよ、普通に』
手を進めながらそう答える。
あ、間違えた。
ru「なんか意外だね」
『そうですか？』
ru「うん。結構運動とかしてそう」
丁度シャーペンが折れ、手が止まる。
運動、ねぇ...
『そうですね、登山とかダンスとか...テニスや野球もしてましたし』
con「登山って...おばあさんじゃん」
ケラケラと笑われる。
まぁ、そう思いますよね。
『楽しいんですよ、意外と。達成感とかあって』
シャーペンの芯をカチカチと出して書き出す。
ru「...じゃあ、皆で行くか、また今度」
『え？』
ru「良いじゃん、たまには外出も。ね、コンちゃん」
con「そうだねぇー」
驚いて目を数度瞬きする。
しかし、二人が面白そうに笑うから笑ってしまう。
『いいね、それも。』
ru「ほーら、皆ゲームやめる！どりみーは起きて！」
ゲームを取り上げるレウさん。
うわぁ、親子みたい...
kyo「はー、しゃあね。やるかぁ」
不満そうに立ち上がり椅子に座るきょー先輩。
ようやく勉強ができる...
特に妨げるものもなく勉強を始める。
すんなりと頭に入ってくる。
これだよね、これ。
pe「A〜、此処ってどうやるんだっけ。」
sng「え、なんで僕に聞いてくれないんですか」
pe「死神君が出来るわけないじゃん」
sng「ひど」
二人のやり取りを聞きながらぺいんとの側による。
あー、これか。
『説明下手だけど許してね。分からんかったら他に聞いて。
此処は...って、(2)出来てんじゃん。これと同じ方法だよ』
pe「ぁ、え？でも、これって...」
『え〜と、この原理使えば...』
pe「...ん？」
『駄目だ、私教えられんわ』
下手なのは分かってたからレウさんに助けを求めると頷いて引き受けてくれた。
私は入れ替わるように席につき、勉強を始めた。
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年1月1日 0時
