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次の日、放送委員会に入ることを決めた私。
丁度委員会の集まりがあるとのことで放送室の隣の集会部屋に呼ばれた。
『失礼します』
部屋に入り顔をあげると見覚えのある姿が中心に立っていた。
con「うん、一番教室から遠いからね、仕方ない。
好きに座ってもらって構わないよ」
コンタミ先輩が放送委員会とは...
確かに、していそうな気もするけど。
適当に近くの椅子に座る。
con「はい〜、見れば分かるでしょうけど、新しい委員がね、入ります。
というのと、最近疎かになっているように感じたので、ルールをもう一度振り返ろうと思います」
コンタミ先輩は話し出す。
要約すると、
ハッキリ、明るく声を発すること。
放送室に入る場合挨拶をすること。
綺麗に使うことなどと考え直せば当たり前のことばかりだった。
それらを話終えれば解散される。
私は緊急委員ということで初めてなので委員長...コンタミ先輩と組まされた。
私とコンタミ先輩以外が部屋から出ていき、私も出ようとすると止められる。
con「ごめんね、ちょっと話したくて」
コンタミ先輩はそう言いながら椅子に腰を下ろすと隣の椅子を叩き、此処に座って、と合図してくる。
座ればコンタミ先輩は紙を取り出した。
con「はい、これね。体育祭の役割ね」
渡された紙を見ると見覚えのある名前を見つける。
『え、これって...』
con「うん、今年から三校合同体育祭を行うらしくて他の高校の放送委員会からも呼んでいるんだ」
今年から。
まさか、こんなことになるなんて。
何を考えてこんなことを...いや、此処等辺の人数自体は少ないから合同にしたのかな。
con「まぁ、何かあったら報告してよ。
例えば、Aが仕事入ってる場所に競技種目入ったりしたらね
なるべく早く教えてくれると嬉しいかな」
じゃあねー、とコンタミ先輩は部屋を出ていく。
かっけぇ...
その後ろ姿を見ている自分の耳に届くチャイムの音。
やっば...！
紙を握りしめ走って教室に戻る。
先生に事情を説明すると速やかに着席するよう言われる。
特に怒ることもせず、安心した。
pe「ん、Aちゃん、今ロボロの名前見えたんだけど！」
『え？嗚呼』
紙に書かれている名前を読んだようだ。
『まぁ...委員会的に』
pe「ロボロ、かわいいでしょ！」
うるさくなりそうなので無視をする。
「なんで無視するの！」とぺいんとが言った瞬間、「五月蝿い、ぺいんと」と先生が言う。
ぺいんとは少し悄気ていた。
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年1月1日 0時
