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tr「合気道やったことある？」
『いえ、無いですね...』
合気道？あると思う？
『イメージでは空手とか柔道なんですけど...』
kyo「いや、動きは剣道の方が似とるで」
へぇ...
剣道かぁ...
確か、此処に剣道部あったよね...
kyo「まぁ、やってもええけど...どっちかっちゅーとマネやろ？」
あー...
『回ってるだけなんて、入る気は...』
kyo「あん？」
tr「ちょ、きょーさんっ、きょーさん！」
大きいがたいで近寄られるのは流石に怖い。
後ずさると凄い目で睨んでくる。
しかし、それとは違いきょー先輩の後ろでは爆笑している顧問の先生がいた。
アンタ、笑うんかい...！
「まぁまぁ、きょー。良いだろ？」
kyo「...まぁ」
「お前も空手やらなんやらやっとったんやから」
元は違ったんかい...
「ま、だとしたら特に見ることもないだろうからな、次は剣道部はどうだ？最寄りだぞ」
『あ、ありがとうございます』
礼をして合気道部活動場所から出る。
さて、なら剣道部にいこうかな。
思っていたより近くで竹刀の交わる音が聞こえてくる。
覗くときちんと女子もいた。
...少ないけれど。
キョロキョロと遠目に見ていると一人近づいてくる。
誰だよ、と思いながら見てると近づいている顔がハッキリしてくる。
『げ』
pe「あ、Aちゃん！
...って、げって何！？」
目線を反らす。
『どうせ入んないし良い』
pe「入んないのぉっ！？見るだけでも良いからさ！」
『良い。剣道しない』
pe「えぇー」
唇を尖らせるぺいんとを背に歩き出すと「あ、次は弓道部行くと良いよ！」と言われる。
少し歩いてから振り返るとぺいんとは居なかった。
...なんやアイツ。
もう一度歩き始める。
『...此処か、な？』
開くと丁度射たのか、大きな爽快な音が聞こえる。
「ん、転校生の子だよね。情報は聞いてるよ」
休憩をしていた男子生徒が近づいてくる。
女性は剣道とかに比べると多いなぁ。
姿勢がええなぁ...
『あの...』
「あ、ごめんね。俺はクロノアです。三年生で弓道部部長してます」
『部長...』
弓道を見ると「あまり入りたいとは思ってないみたいだね」と言う声が振ってきて顔をあげる。
『いえ、別に...』
首を振る。
嫌いとは思わないし、好きとも思わない。
krn「う〜ん、そうだなぁ、剣道部はいった？」
『あ、はい。』
krn「だったら、次は...外になるね、野球部とかどうかな」
野球部...
いや、女子生徒が入るような部活じゃないよな...
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年1月1日 0時
